小川友幸選手が全日本トライアル選手権で8年連続10回目のチャンピオンを獲得 

小川友幸選手が全日本トライアル選手権で8年連続10回目のチャンピオンを獲得

11月8日(日)に和歌山県の湯浅トライアルパークにて開催された、「2020 MFJ 全日本トライアル選手権シリーズ 第4戦 近畿大会(最終戦)」で、TEAM MITANI Hondaの小川友幸(おがわ ともゆき)選手が、国際A級スーパークラスで8年連続のチャンピオンを獲得した。

小川友幸選手とRTL300R

※ MFJとは、Motorcycle Federation of Japan(一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会)の略称

今シーズンの全日本トライアル選手権は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により9月に開幕し、全4戦での開催を予定していたが、第2戦が台風14号の影響で中止となり、全3戦でタイトルが争われることになった。「RTL300R」を駆る小川友幸選手は開幕戦の関東大会、第3戦の東北大会でそれぞれ2位を獲得すると、無観客での開催となった最終戦では、見事に優勝を果たし、逆転でのチャンピオン獲得となった。
この結果、小川友幸選手は国際A級スーパークラスで、自身が持つ記録を更新する8年連続チャンピオンを獲得するとともに、同クラスで通算10回目のタイトルを決めた。

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TEAM MITANI Honda 小川友幸

「新型コロナウイルスの影響により、開幕戦がいつ始まるかわからない状況のなか、マシンのセッティングは煮詰められたものの、自分のメンタルがなかなか戦闘モードに入らず、難しいシーズンスタートとなりました。それでも連覇をしなければならないと思っていましたが、成績としては悪くなかったものの、自滅で取りこぼす形となり、これまで2位、2位と続き、内容が良くありませんでした。自分自身の調子は良かったので、前戦のあと2週間で気持ちを切り替え、マシンのセッティングを見直し、確実に勝ちにいくセッティングで臨みました。開幕前のけがの影響も心配でしたが、無事に乗り切ることができました。いろいろな方々のバックアップのおかげで連覇記録を伸ばすことができました。本当にありがとうございました」

TEAM MITANI Honda監督 三谷知明

「今シーズンは全3戦の超短期決戦であり、開幕戦、第3戦ともに勝てていたはずのレースを落とし、最終戦で絶対に負けられない状況は、小川選手にとって相当なプレッシャーがあったと思います。逆転で8年連続チャンピオンを獲得し、44歳で自身の記録を更新することができたのも、小川選手のチャレンジングスピリットと高い集中力の成果だと思います。チームを支えてくれたスポンサーをはじめ、大勢のトライアルファンに深く感謝いたします。小川選手には、これからも大胆かつ繊細な走りでファンを魅了してもらいたいと考えています。我々の挑戦にはゴールがありません、チーム一丸となって頑張り続けます」

小川友幸選手 主な戦績

MFJ全日本トライアル選手権シリーズ

1992年国際B級 チャンピオン
1993年国際A級に昇格 2位
2007年国際A級スーパークラス チャンピオン
2010年国際A級スーパークラス チャンピオン
2013年~2020年国際A級スーパークラス チャンピオン

参照元サイト

本田技研工業株式会社

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