AMAスーパークロス選手権250SXイースト&ウエスト ニコルズ選手とクーパー選手がダブルチャンピオンを獲得
2021年5月1日(土)、AMAスーパークロス選手権(AMASX)250SXのイースト/ウエストのライダーが混走する最終戦が、アメリカのユタ州、ソルトレイクシティで行われ、「Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team」からYZ250Fで参戦する#64コルト・ニコルズ選手がイースト、#32ジャスティン・クーパー選手がウエストで、それぞれ自身初となるチャンピオンに輝いた。
イースト&ウエストのダブルチャンピオンの獲得はヤマハ発動機株式会社として初。またウエストでは2018年のアーロン・プレシンジャー選手、2019年、2020年のデュラン・フェランディス選手に続き4連覇となる。

2021年のAMASXは1月16日に開幕し、250SXは、ニコルズ選手が参戦するイーストからスタートした。開幕戦でニコルズ選手はチームメイトのクリスチャン・クレイグ選手に先勝を許し2位。第2戦も3位となりましたが、第3戦から3連勝でトップに立つと、第6戦以降も表彰台に立ち続けトップをキープし、ランキング2位に23ポイントの大差で最終戦を迎えた。
一方、ウエストは2月20日に開幕し、この開幕戦でクーパー選手は優勝するも、第2戦から3戦連続で表彰台を逃してしまう。しかし第5戦で2勝目を獲得しトップを奪い返すと、第7戦で3勝目をあげるなど4戦連続で表彰台に立ちリードを拡大、ランキング2位に20ポイント差をつけて最終戦に臨んだ。
最終戦では、好スタートからトップに立ったニコルズ選手が2位として全戦で表彰台に立ちチャンピオンを決定。クーパー選手は中団に飲み込まれるも確実に走り切って9位としチャンピオンを獲得。同チームのライダーが両クラスのチャンピオンを獲得するのは2012年以来となり、ヤマハでは初の快挙となる。
また、この二人の活躍を含め、イーストとウエストそれぞれ5勝、合計10勝を上げ、YZ250Fが圧倒的な強さを発揮したシーズンとなった。「Monster Energy Star Yamaha Racing 250 Team」はこの後、5月29日に開幕するAMAモトクロス選手権に参戦。AMASXとのダブルチャンピオンを目指す。
コルト・ニコルズ選手談(250SX イースト チャンピオン)

「優勝できれば良かったのですが、2位でも文句はありません。9戦すべてで表彰台に立ったのは僕だけだと思うので、それについては満足しています。僕が楽に走ることができるよう、バイクに何をすればよいのか、正確にわかっていたチームには感謝しかありません。好スタートをきってレースをリードして、ローレンス兄弟と楽しいバトルができました。本当に素晴らしい気分です。今までタイトル争いをする立場になったことは一度もありませんでしたが、今年は良いシーズンを送ることができ、夢が実現しました」
ジャスティン・クーパー選手談(250SX ウエスト チャンピオン)

「正直なところ、今夜はあまりうまくいきませんでした。メインイベントでは中団にはまってしまいましたが、自分がどの位置にいて、何をすべきかわかっていました。ただ長い15分間でした。レースに勝った時とはかなり違っていて、何を感じとれば良いのかわかりませんでしたが、この後、数日後には実感が湧いてくると思います」
ウィル・ハーン、チーム・マネジャー談
「言葉で表現するのは本当に難しいですが、素晴らしいシーズンになりました。両方の選手権タイトルをひとつのチームが獲得するのは、かなり久し振りのことです。ハードワークしてくれたチーム全員を誇りに思います」
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クルーザーモデル「BOLT Rスペック ABS」 2021年モデルを発売~カジュアルで上質な“ブルー”とシンプルで力強い“ブラック”の2色を新設定~
ヤマハ発動機株式会社は、ボバ―スタイルの走りと“シンプル”を追求したクルーザーモデル「BOLT Rスペック ABS」のカラーリングを変更し、2021年モデルとして6月8日に発売する。

2021年モデルは2色を新設定。“ブルー”は、親しみやすくカジュアルな中にもヘリテージテイストを感じさせ、シンプルなグラフィックとともに上質感漂うカラーリングとなっている。“ブラック”は、定番色でありながら、ダークトーンのグラフィックを採用することで金属パーツの質感を際立たせ、力強い存在感をアピールしている。

「BOLT Rスペック ABS」は、“Ultimate Purely Bobber”をデザインコンセプトとするシンプルなスタイルと都市近郊での快適な走行性を兼ね備え、2013年の発売以来、多様なライフスタイルにフィットするモデルとして支持されているモデル。また、ゴールドリザーバータンク付きリアサスペンションや切削加工を施したキャストホイールは従来モデルから継続採用し、スポーティーで上質な仕上げとしている。
新色は、“Fun to Ride”を求めるアクティブ志向の方に向けた、フロント2輪の軽快さと楽しさを引き立てる鮮やかな“イエロー”。なお、“マットグレー”と“ホワイト”は継続販売する。
メーカー希望小売価格(税込)
BOLT Rスペック ABS 1,045,000円
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ヤマハ発動機、ロードレース世界選手権参戦60周年 ~60周年記念カラーの「YZR-M1」がカタールで初走行~
ヤマハ発動機株式会社は、1961年、二輪モータースポーツ世界最高峰のロードレース世界選手権(WGP)に参戦を開始し、2021年で60周年を迎えた。これを記念し、3月10日、カタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われたMotoGP公式テストにて、60周年記念カラーの「YZR-M1」を世界初披露し、開発ライダーのカル・クラッチロー選手が走行した。

「YZR-M1」に施したのは、1980年の500ccクラスに参戦したファクトリーマシン「YZR500(0W48)」をモチーフに、1964年から使用する白地に赤のラインを入れた伝統のカラーリング。参戦開始から60年、ライダーや先人たちのレースに懸ける情熱とチャレンジスピリットに敬意を表するとともに、原点に立ち戻り、これからもチャレンジを続けるという同社の強い決意が込めている。
2021年は、まもなく開幕する予定のMotoGPに2チーム4人のライダーが出場するほか、世界中のレースに多くのヤマハチームが参戦し、勝利で世界の人々と感動の共有を目指す。
ヤマハWGP参戦60周年スペシャルサイト
https://global.yamaha-motor.com/jp/race/wgp-60th/
PF車両ユニットMS統括部MS開発部長 伊藤洋コメント
「60年という長きにわたりロードレース世界選手権に参戦を続けることができたのは、ファン、スポンサーやサプライヤーの皆様のサポート。そしてともにレースを戦った多くのライダーや先人による絶え間ない挑戦によるものです。心より感謝申し上げます。昨年来、新型コロナウイルス感染症が猛威をふるい、世界が大きな影響を受け、現在も厳しい状況が続いています。
そうした中、今年2月に当社は、2022年から2026年までの5年間、MotoGP世界選手権への参戦継続を発表しました。60周年記念カラーのYZR-M1も、節目として先人たちの足跡を振り返るだけではありません。先人に負けない情熱を持ち、モータースポーツの力を信じ、世界中に感動を届けるという決意の表れです。2021年のヤマハにぜひご期待ください」
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原付二種「TRICITY 125/ABS」 2021年モデルを発売 ~フロント2輪の軽快さと楽しさを引き立てる鮮やかな新色を採用~
ヤマハ発動機株式会社は、124cm3“BLUE CORE”※1エンジンを搭載するフロント2輪のLMW※2モデル「TRICITY(トリシティ) 125」およびABS装備の「TRICITY 125 ABS」のカラーリングを変更し、2021年モデルとして4月8日に発売する。

新色は、“Fun to Ride”を求めるアクティブ志向の方に向けた、フロント2輪の軽快さと楽しさを引き立てる鮮やかな“イエロー”。なお、“マットグレー”と“ホワイト”は継続販売する。
「TRICITY 125/ABS」は、LMW テクノロジー※3による安定感のあるコーナリングと上質なクルージング性能を兼ね備えた、新しいライディングの楽しさを味わえるモデル。
なお、生産はタイのグループ会社TYM(Thai Yamaha Motor Co., Ltd.)で行う。
※1 ヤマハ発動機株式会社は、“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想として、2014年より“BLUE CORE(ブルーコア)” を掲げています。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「TRICITY 125/ABS」のエンジンもこの“BLUE CORE”思想に基づき開発しました。商標登録第5676267号。
※2 LMW=Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称。商標登録第5646157号。
※3 LMW テクノロジー:平行な上下2本のアームで構成するパラレログラムリンクのあるサスペンションと操舵機構で軽快感と安定感を両立する技術。
メーカー希望小売価格(税込)
TRICITY 125 423,500円
TRICITY 125 ABS 462,000円
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MotoGP世界選手権 PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamが2021 年のチーム体制を発表
「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team」が、2021年3月1日にオンラインチーム発表会を開催し、フランコ・モルビデリ選手、バレンティーノ・ロッシ選手らが登場するとともに、新しいカラーリングをまとった2021年型の「YZR-M1」を紹介し、3シーズン目となるMotoGP世界選手権に向けてスタートを切った。

発表会では、セパン・インターナショナル・サーキットのメインパートナーであるPETRONASをはじめ、チーム代表のラズラン・ラザリ、チーム・ダイレクターのヨハン・スティーグフェルト、チーム・マネジャーのウィルコ・ズィーレンベルグが参加し、ライダーとチームの詳細を説明。
昨年、チームは合計6回の優勝など、インディペンデント・チーム・ランキング1位と、総合のチーム・ランキングで2位を獲得。またモルビデリ選手がランキング2位とし、トップ・インディペンデント・ライダーとなり、大きく飛躍を遂げた。
この成功を2021年も継続するためチームは、モルビデリ選手に加え、チャンピオンシップ獲得のための豊富な知識とポテンシャルを持ち、大きな活力を与えてくれるロッシ選手を迎え、間近に迫った開幕戦に向けて士気を高めている。そのロッシ選手は、PETRONASの最新ロゴが入ったファクトリースペックの「YZR-M1」、モルビデリ選手はAスペックの「YZR-M1」で出場する。

ラズラン・ラザリ談(チーム代表)
「Petronas Yamaha Sepang Racing Teamが、マレーシアとPETRONASを代表しMotoGPという世界レベルのステージで3年目のシーズンを迎えられることを誇りに思います。間近に迫った新シーズンを非常に楽しみにしており、モルビデリ選手とロッシ選手が活躍できることを期待しています。モルビデリ選手は、昨年の成績をさらに伸ばすシーズンとなり、ロッシ選手については、この新しいチームが、彼の才能と専門的な知識を生かすための最良の場になることを願っています。私たちはMotoGPに参入して以来、多くの好成績を含め様々な素晴らしい経験をしてきました。これはPETRONASとYAMAHAがチームを強力に後押ししてくれたおかげと感謝しています。2020年は本当に素晴らしい1年でしたが、そのなかでも、さらに改善・改良できる部分があると感じています。今シーズンもまた厳しい戦いが予想されますが、私たちは懸命に二人をサポートし、彼らが活躍できるように努力していきます」
ヨハン・スティーグフェルト談(チーム・ダイレクター)
「昨年までに培った自信とプライドとともに、今は新シーズンの開幕を楽しみに待っています。しかしライバルたちも立ち止まっていたわけではなく、私たちも常に前に進み続けなければなりません。チーム発足以来、2年間にわたり、私たちはMotoGPで素晴らしい成績を残してきましたが、決してパーフェクトではありませんでした。そのため、このオフシーズンには全面的な見直しをしてきましたが、ライダーたちは、素晴らしいポテンシャルを持っており強いチームになっています。目標は年々高くなり、同時にポテンシャルが高まっているのです。全カテゴリーで同日に優勝することが私たちの夢です。非常に難しいことですが、不可能ではありません」
タン・スリ・アズマン談、(セパン・インターナショナル・サーキット・チェアマン)
「Petronas Yamaha Sepang Racing Teamの歴史を振り返ってみると、そのなかには非常に大きな成功がありました。私たちはマレーシアから世界の舞台へ、メカニック、マネジメント、パートナー、ライダーをお送り出してきたのです。そしてこのチームが強く純粋なマレーシア人がマネジメントするマレーシアのチームであることを誇りに思います。さらに2021シーズンに向けて自信を持っており、大きな希望を抱いています。セパン・インターナショナル・サーキットに関わる全員が、エキサイティングかつチャレンジングなシーズンに期待しています」
ダティン・アニータ・アズリナ談(ペトロナス・グループ戦略コミュニケーション、シニア・ゼネラル・マネジャー
「SRTとの技術的パートナーシップは、弊社の液体テクノロジー・ソリューション分野における研究開発の能力を高めてくれました。また弊社がPetronas Yamaha Sepang Racing Teamの成功に貢献してきたことを誇りに思っています。チームは2019年と2020年にベスト・インディペンデント・チームに輝き、またモルビデリ選手が昨年、ランキング2位を獲得しました。新しいチームにとって、この成果はまさに並外れたもので、メンバーに加われたことをうれしく思います。2021シーズンに向けてチームがこれまでと同様、情熱を持って挑もうとしていることに期待は高まるばかりです。PETRONASは今後もチームをサポートし、ともに限界を越えるためにプッシュし続けます」
フランコ・モルビデリ選手談(PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team ライダー)
「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamで3年目のシーズンを迎えます。2021年型YZR-M1のカラーリングは、これまでと似ていますが、変わったところもあります。また、ロッシ選手がチームメイトとなりましたが、二人にとって素晴らしいシーズンになることを期待し、そうなることを願っています。個人的には、人間として、ライダーとして、アスリートとしての自分を向上し、さらに上を目指します。昨年はとても速く、何度もいいレースをして好成績も獲得してきましたが、それでもなお、昨年を超えるための努力を続けなければなりません。昨年より今年、今年より来年と成長し続けることが私の目標です」
バレンティーノ・ロッシ選手談(PETRONAS Yamaha Sepang Racing Team ライダー)
「PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamの一員になれたことを誇りに思います。これは私にとって新たなチャレンジです。非常に若いチームですが、ここまでの2年間で本当に強くなりました。また新しいマシンに会えてうれしいですし、マシン、レザースーツ、ヘルメットなどのカラーリングもとても気に入りました。2021年の目標は競争力を高め、優勝、表彰台を目指しランキングの上位となることです。チーム全員がこの目標の達成に集中しています。モルビデリ選手とは互いによく知った仲なので、かなり面白いコンビになることでしょう。誰もが高いモチベーションを持っており、シーズンの終わりにはともに最大限の成績を手にできるよう全力を注ぎます」