MotoGP第13戦でチームスズキエクスターが1位、2位表彰台を獲得 ジョアン・ミル選手 MotoGP初優勝で年間ポイントランキングトップを維持
11月8日にスペインのサーキット・リカルド・トルモで行われた二輪車レースの最高峰「FIM※ロードレース世界選手権(MotoGP)」第13戦において、「GSX-RR」でMotoGPクラスに参戦するチームスズキエクスターのジョアン・ミル選手が優勝し、アレックス・リンス選手も2位を獲得した。
ミル選手は2019年にMotoGP参戦以来の初優勝で、ライダーチャンピオンシップランキングでもトップを維持した。リンス選手は2位を獲得したことにより、第12戦終了時のランキング6位から3位に浮上した。
決勝レースではリンス選手が2番手、ミル選手が5番手でスタートし、2周目にはリンス選手がトップに浮上。4周目にはミル選手が2位に浮上し、チームスズキエクスターのワン・ツー体制を築いた。
17周目を迎えると、ミル選手がリンス選手をかわし、トップに浮上。その周回でファステストラップを更新すると、少しずつリンス選手との差を広げ、そのままチェッカーフラッグを受けた。リンス選手も後続車の猛追をかわし、そのまま2位でフィニッシュ。スズキとして今季初のワン・ツーフィニッシュとなった。
第13戦終了時点で、スズキはミル選手のライダーチャンピオンシップランキングに続き、コンストラクターチャンピオンシップランキング、チームチャンピオンシップランキングそれぞれでトップとなっている。
MotoGP第13戦ヨーロッパGP 決勝レース結果
ライダー | |
1位 | ジョアン・ミル(スズキ) |
2位 | アレックス・リンス(スズキ) |
3位 | ポル・エスパルガロ(KTM) |
年間ポイントランキング(第13戦終了時点)
ライダー | ポイント | |
1位 | ジョアン・ミル(スズキ) | 162 |
2位 | ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) | 125 |
3位 | アレックス・リンス(スズキ) | 125 |
参照元サイト
スズキ、世界耐久選手権(EWC)参戦体制を発表 ファクトリーチーム「ヨシムラSERT Motul」参戦
スズキ株式会社は、二輪車による耐久ロードレースの最高峰である、国際モーターサイクリズム連盟(以下FIM)主催の「2021 FIM 世界耐久選手権(EWC)」に株式会社ヨシムラジャパン(以下ヨシムラ)共同で参戦する。
スズキは、ブランド力の訴求と高い技術力を証明する目的でロードレース世界選手権(MotoGP)に参戦している。また、お客様へ当社商品の高い性能、快適性などの商品力、技術向上を目指して二輪車のレース活動を通して技術開発を行ってきた。
その中でも、市販車両をベースにした世界耐久選手権(EWC)は長時間の連続走行を強いられるマシン、ライダー、チームにとって非常に過酷なレースである。
スズキは、GS シリーズ、その後継のGSX-R シリーズで19 回の年間チャンピオンを獲得しているが、特に1980 年より「SERT(スズキ エンデュランス レーシングチーム)」と共に挑戦を続け、1983 年にはじめて年間チャンピオンとなって以来、これまでに16 回の年間チャンピオンを獲得している。
ヨシムラは1954 年の創業以来、レース用4 ストロークエンジンのチューニングや二輪車用品を手掛け、1971 年より米国の二輪車レースに参戦し、翌年には活動拠点を設立するなど、いち早く海外レースに挑戦してきた。
また、日本国内では1978 年の第1回鈴鹿8時間耐久レースの優勝をはじめ、数々のレースで輝かしい成績を収めており、世界的なチューナーとして二輪車の発展に貢献している。1976 年にスズキ初の大型4 ストローク車(GS750)のレース車両開発に協力して以来、現在に至るまでスズキと共に鈴鹿8 時間耐久を中心にレース活動を続けている。
スズキは、2019-2020 年シーズンにヨシムラ、SERT と共にマシン開発を進めEWC 年間チャンピオンを奪還した。2021 年シーズンは、チーム運営をヨシムラに委託し「ヨシムラSERT Motul」として参戦体制をファクトリーチームとして更なる強化を図る。「SERT」で培ってきたレーシングチームとしてのノウハウに加え、レース車両のチューニング、チームマネジメントに高い能力を持つ「ヨシムラ」と共同で参戦することで、「チーム スズキ」を具現化するチームワークが勝敗に大きく影響するEWC の連覇を目指す。
スズキは、レース活動を通して市販車両の高次元の商品性の実証と、二輪商品へのフィードバックを行うことで、より魅力的な商品の開発を進め、ブランドイメージの向上を図る。
参戦車両:GSX-R1000Rスペック
全長×全幅×全高 | 2,075mm×705mm×1,145mm |
ホイールベース | 1,420mm |
車両重量 | 175kg以上 |
エンジン形式 | 水冷4サイクル直列4気筒DOHC4バルブ |
排気量 | 999cm3 |
最高出力 | 160kW(217PS)以上 |
エキゾーストシステム | ヨシムラR-11sq RレーシングチタンサイクロンSPL |
ギアボックス | 6速 |
フレーム形式 | アルミツインスパー |
タイヤ(フロント/リヤ) | ブリヂストン製 17インチレーシングタイヤ |
フロントサスペンション | オーリンズ製 倒立フォーク |
リヤサスペンション | オーリンズ製 RSPリアショック |
ブレーキ(フロント/リヤ) | ブレンボ製スチールディスク/サンスター製スチールディスク |
参照元サイト
MotoGP第11戦でアレックス・リンス選手が今シーズン初優勝
10月18日にスペインのモーターランド・アラゴンで行われた二輪車レースの最高峰「FIM※ロードレース世界選手権(MotoGP)」第11戦において、「GSX-RR」でMotoGPクラスに参戦するチームスズキエクスターのアレックス・リンス選手が優勝した。ジョアン・ミル選手も3位を獲得し、年間ポイントランキングでトップに浮上した。
決勝レースでリンス選手は予選順位10番手のスタートとなったが、6周目にはトップを走るマーベリック・ビニャーレス選手(ヤマハ)の背後に迫る2位へ浮上し、8周目の最終コーナーでかわしてトップに立った。その後、アレックス・マルケス選手(ホンダ)との攻防を制し、今シーズン初優勝を果たした。
ミル選手は6番手からスタートし、8周目に3位に浮上した。その後、2位に浮上する場面もあったが、3位を死守し、今シーズン5度目の表彰台を獲得した。
リンス選手は今シーズン初めにけがで欠場するなど苦しいレース展開が続いたものの、第9戦カタルニアGPでの3位表彰台に続き今回の優勝で年間ポイントランキング7位に浮上した。リンス選手にとってMotoGPクラスでの優勝は2019年8月のイギリスGP以来3度目となる。
ミル選手は今シーズンの累計ポイントが121ポイントとなり、年間ポイントランキングで首位に浮上した。また、チーム順位も年間ランキング首位となった。
MotoGP第11戦アラゴンGP 決勝レース結果
ライダー | |
1位 | アレックス・リンス(スズキ) |
2位 | アレックス・マルケス(ホンダ) |
3位 | ジョアン・ミル(スズキ) |
年間ポイントランキング(第11戦終了時点)
ライダー | ポイント | |
1位 | ジョアン・ミル(スズキ) | 121 |
2位 | ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ) | 115 |
3位 | マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ) | 109 |
4位 | アレックス・リンス(スズキ) | 85 |
参照元サイト
スズキ、FIM世界耐久選手権で 4年ぶり、16回目の年間チャンピオン獲得
FIM(国際モーターサイクリズム連盟)主催の「2019-2020 FIM 世界耐久選手権」に参戦している「スズキ・エンデュランス・レーシングチーム(SERT)」が9月26日にポルトガル エストリルサーキットで行われた最終戦「エストリル12時間」で4位を獲得し、シーズン累計ポイントで4年ぶり、16回目の年間チャンピオンを獲得した。
二輪車世界耐久選手権は、市販車をベースに耐久レース仕様に改造された二輪車で競われるレースで、今シーズンは年間4戦が行われた。スズキはスーパースポーツモデル「GSX-R1000」で参戦している。
今シーズン、SERTはヨシムラジャパンの技術支援も受けながら、第1戦フランスの「ボルドール24時間」で優勝した後、第3戦のフランスの「ル・マン24時間」では3位表彰台を獲得し、シーズン累計ポイントランキングでは2位と40ポイント差でトップについていた。そして最終戦(第4戦)で4位を獲得し、累計ポイントが2位と18ポイント差の167.5ポイントとなり、年間チャンピオンに輝いた。
年間チャンピオンの獲得により、SERTのチームワークの高さと「GSX-R1000」の高い総合力を証明した。
スズキ・エンデュランス・レーシングチーム(SERT)
2019-2020年シーズンの成績
レース | 開催月日 | 場所 | 順位 | |
第1戦 | ボルドール24時間 | 2019年 9月21、22日 | フランス | 1位 |
第2戦 | セパン8時間 | 12月14日 | マレーシア | 4位 |
第3戦 | ル・マン24時間 | 2020年 8月29日、30日 | フランス | 3位 |
第4戦 | エストリル12時間 | 9月26日 | ポルトガル | 4位 |
2019-2020年シーズンの成績
シーズン累計ポイント
チーム | ポイント | |
1位 | Suzuki Endurance Racing Team | 167.5 |
2位 | YART-YAMAHA | 149.5 |
3位 | F.C.C. TSR Honda France | 143.5 |
参照元サイト
14インチ大径ホイールのスクーター「アドレス110」を マイナーチェンジして発売
スズキ株式会社は、街中での使い勝手の良さを追求した軽量な車体に、優れた燃費性能と走行性能を両立したSEPエンジンを搭載した、110cc 原付二種スクーター「アドレス110」をマイナーチェンジして10月8日より発売する。
「アドレス110」は、クラストップレベル※1の軽量な装備重量100kg による取り回しの良さや、48.9km/L※2の燃費性能と低中速域での優れた加速性能を特長とし、大容量のシート下トランクスペース、 フロントインナーラック、シート開錠機能付ステアリングロックを採用するなど、日常の使い勝手の良さを考慮した。また、シャープで引き締まった躍動感のあるデザインを採用し、細部まで作り込むことでグローバルに通じる魅力的な外観とした。
主な変更点
・ライダーのブレーキ操作を補助するコンバインドブレーキ(前後連動ブレーキ)の採用
・カラーリング変更
「アドレス110」の主な特長
エンジン・車体
・ クラストップレベル※1 の軽量な装備重量100kg による駐輪時の取り回しの良さや、軽快な走行。
・ 優れた燃費性能と良好な加速性能を両立したSEP(スズキ・エコ・パフォーマンス)エンジン搭載。
燃焼効率向上と、摩擦抵抗の低減により48.9km/L※2 の燃費性能を実現。また高回転型の
カムシャフトを採用するなどし、気持ちの良い加速感も演出。
・ 安定した走行を実現する、14インチ大径アルミ鋳造ホイールを採用。
・ 二人乗りでも余裕のあるロングシートに、滑りにくいシート表皮を採用。
・ ライダーが足を地面に下ろしやすいように、左右の足元付近を絞り込んだデザインのカットフロア
ボードを採用。快適な足つき性を実現。
装備
・ フルフェイスヘルメットだけでなく、レインコートやグローブも同時に収納できる20.6L の大容量
シート下トランクスペース※3。ヘルメットホルダーも2つ用意。
・ フロントインナーラックは、左側に600ml、右側に500ml のペットボトルを1本ずつ収納可能※4。
・ シート開錠機能付ステアリングロックには、鍵穴をカバーすることができるシャッターキーを採用。
配線直結による不正なエンジンの始動を抑止する「直結始動抑止回路」も装備。
・ 駐輪時に便利なインターロック機構付きサイドスタンドを標準装備。
・ 左ブレーキレバーを握ると、フロントブレーキとリヤブレーキが同時に作動し、効率よく制動力を
得られるコンバインドブレーキシステムを新たに採用。
デザイン
・ 原付二種らしい機動力を表現する、シャープかつコンパクトに引き締まったデザイン。日常の
使い勝手に配慮しながら、グローバルに通じる魅力的な外観とした。
※1 国内原付二種スクータークラス。2020 年8 月現在、カタログ調べ。
※2 WMTC モード測定値、スズキ調べ。実際の燃費は、気象・道路・車両・運転・整備などの状況で異なる。
※3 形状、大きさによりシート下トランクスペースに収納できないヘルメットや小物もある。最大積載許容重量10kg。
※4 形状によりフロントインナーラックに収納できないペットボトルもある。最大積載許容重量1.5kg。
メーカー希望小売価格(税込)
アドレス110 225,500円