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ヤマハ-バイク関連情報

スーパーバイク世界選手権 GRT Yamaha、ヘレス・テストでWorldSBK2021シーズンをスタート

2020シーズン最終戦以来、初めて、FIM スーパーバイク世界選手権の面々がヘレス・サーキットに集結。GRT Yamaha WorldSBK Junior TeamのG・ガーロフが2021年に向け様々な新しい部品のテストを進め、2021シーズンから新たにチームに加入することとなった全日本選手権JSB1000のチャンピオン、野左根航汰がWorldSBK仕様のYZF-R1で初走行を行った。

バレンシア・サーキットでMotoGPのフリープラクティスを経験したばかりのガーロフが、テスト初日にトップタイムをマーク。野左根も1日の走行のなかで着実に前進した。2日目はふたりともラップタイムを大きく更新し、それぞれ実りのあるテストを終了した。2日間でガーロフが全138ラップ、野左根は全143ラップの周回を重ねた。

野左根航汰選手談:10位(1分40秒670/143周)

「自分にとっては、何もかもが初めての経験でした。マシン、タイヤ、サーキットなどすべてが新しく、最初はかなり不安だったのですが、2日間の走行のなかで少しずつペースを上げていくことができました。非常に充実した、効果の高いテストになりました。コロナウイルス感染症が拡大するなかで、このテストに参加できるかどうか、なかなか確定しませんでしたが、幸い参加できることになり、このように非常に貴重な経験をすることができました。GRT Yamahaのみなさんが温かく迎えてくれて、ガレージ内の雰囲気は最高です。彼らが全力で支えてくれるので、自分もベストを尽くし、良い結果や自分の成長で応えたいと思いました。チームメイトのギャレット・ガーロフ選手も優しく接してくれます。楽しい会話ができたことも、この2日間の貴重な経験のひとつです。来シーズンは集中して学び、最大限に進化し、目標達成を目指したいと思います。そのためにベストを尽くすとともに、英語の練習も頑張ります」

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YAMAHA発動機株式会社

野左根航汰選手が国内最高峰クラスJSB1000で初のチャンピオンを獲得 2020年 全日本ロードレース選手権 JSB1000

2020年10月31日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本ロードレース選手権の最終戦 第52回MFJグランプリで、YZF-R1を駆る「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の野左根航汰選手が、レース1で2位を獲得し、国内最高峰のJSB1000で自身初となるチャンピオンを獲得した。ヤマハ発動機株式会社にとっては、2018・2019年の中須賀克行選手に続き、JSB1000の3連覇となる。また「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」は、4大会8レースすべてのポールポジションと優勝を獲得する圧倒的な強さを見せた。

2020年は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、4月の開幕戦が延期となり、その後、7大会から5大会に縮小して8月に開幕。ウエットレースとなった開幕戦SUGO大会のレース1では、チームメイトであり最大のライバルである中須賀克行選手が転倒リタイアとなる波乱の幕開けとなったが、野左根選手はこのレースを独走で優勝。レース2でも優勝し開幕2連勝とスタートダッシュを決めた。
続く第2戦は台風により中止となったが、第3戦オートポリス大会で両レースを制し4連勝。続く第4戦もてぎ大会でも連勝を重ね、6戦連続ポールポジション、開幕6連勝と、ランキング2位の清成龍一選手(ホンダ)に52ポイント差をつけ、最終戦MFJグランプリに臨んだ。

最終戦は、ポールポジションの中須賀選手が、好スタートからホールションと奪うも、野左根選手はすぐにトップに浮上。その後は、中須賀選手とライバルを含めた3台のバトルの中で12周目までトップを守ったものの中須賀選手に逆転を許す。その後は、優勝を目指しアタックを続けましたが届かず2位でフィニッシュとなったが、レース2を待たずに自身初となる国内最高峰クラスでのチャンピオンを決定。さらに11月1日のレース2では、中須賀選手の転倒もあり独走で今季7勝目を獲得し、シーズンを締めくくった。

野左根選手は、2013年にJ-GP2でチャンピオンを獲得し、2014年からJSB1000にステップアップ。2015年から当社の若手育成を担うユースチームに加入、2017年にはファクトリーライダーとして参戦を開始し、同年の第4戦でJSB1000初優勝を獲得するなどランキング5位。その後はランキング4位、3位とトップライダーの一人に成長し、2020年、JSB1000参戦6シーズン目にして初のチャンピオンを獲得した。なお2021年は、全日本王者としてスーパーバイク世界選手権にフル参戦、2017年の世界耐久選手権に続き世界に挑戦する。

野左根航汰選手談

「優勝して決めたかったので、中須賀選手に勝つことができずに残念ですが、チャンピオンが獲れてホッとしています。レース終了直後はいろいろな感情がありうれしい気持ちが飛んでしまいました。ただ、中須賀選手がすごく喜んでくれ、吉川監督、スタッフが喜んでいる顔が目に入り、少しずつ嬉しさがこみ上げてきました。
シーズンを振り返ると、新型コロナウイルスのためにレース開催が延期になり8月の開幕となりましたが、こんなに待ち遠しい開幕戦は今までに経験がありません。その開幕戦では連勝したものの、レース1で中須賀選手が転倒と欠場で、中須賀選手に勝つという目標は達成できませんでした。第2戦は台風で中止。第3戦は赤旗中断での勝利と、中須賀選手に接触しての優勝で、内容はスッキリしないものでした。
そして第4戦もてぎ、ドライでのレース2で中須賀選手を引き離し、ようやく一つの目標をクリアできました。中須賀選手という素晴らしいライダーが身近にいて目標とすることで、成長できたと思っています。そしてチャンピオンを獲れたのは、その中須賀選手や吉川監督、チームスタッフ、レース活動を支えてくださっているスポンサーの皆様、ファンの皆様、そしてチャンスをくれたヤマハのおかけです。本当に感謝しています」

吉川和多留監督談

「今年の野左根選手は、ライダーとして自分が一番になるんだという気持ちが明らかに高まってきてきました。中須賀選手についていくだけでなく、勝つためのマシンを作り、自分で物事を考え、勝負を挑む姿勢も見えてきました。さらに、中須賀選手から吸収するだけでなく、自分の良いところを伸ばす努力してきたことが強さとなり、チャンピオンへ結び付ついていったのです。このチームはダブルエースの体制ですが、中須賀選手も先輩として野左根選手の成長を支えてきました。悔しさもあると思いますが、ともに喜べる関係であり、監督としても常に二人が素晴らしいレースをしての結果なので、心から嬉しく思います。野左根選手はこの後、スーパーバイク世界選手権に主戦場を移しますが、この勢いのまま全日本チャンピオンとして思いっきりチャレンジし、さらに強いライダーになってくれることを期待します。最後に、我々の活動をサポートしてくだされるスポンサーの皆様、ファンの皆様には心から感謝いたします。ありがとうございました」

野左根選手 2020シーズンの戦績

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YAMAHA発動機株式会社

岡本裕生選手が自身2度目となるST600でのチャンピオンを獲得 2020年 全日本ロードレース選手権 ST600

2020年11月1日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本ロードレース選手権の最終戦、第52回MFJグランプリで、「51ガレージニトロレーシング」からYZF-R6でST600に参戦する岡本裕生選手が4位となり、2018年に続き自身2度目となるチャンピオンを獲得。なお、YZF-R6がST600でチャンピオンとなるのは、今回を含め通算5回目となる。

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、わずか5大会5レースでチャンピオンを決める短期決戦となった今シーズン。岡本選手は開幕戦のSUGO大会で後続に大差をつけて独走優勝し、幸先の良いスタートを切る。続く第2戦は台風の影響で中止となったが、第3戦のオートポリスでは2位。続く第4戦もてぎ大会では、ライバルの追撃を振り切って2勝目を獲得し、ランキング2位の小山知良選手(ホンダ)に13ポイント差をつけMFJグランプリに臨んだ。
迎えた決勝で岡本選手は、2番グリッドからホールショットを奪うも、これにYZF-R6ライダーの南本宗一郎選手が接近。激しくトップを入れ替えながら周回を重ねたが、残り10周となったところで赤旗中断となる。その後、残り7ラップで再開すると、岡本選手は2番手争いを展開。しかし残り2周で再び赤旗が提示され、5周を終えた時点の順位で4位となったが、十分なポイント差があったことからトップを守り、2018年に続き自身2度目となるチャンピオンを獲得した。

岡本裕生選手

「参戦2年目の2018年にチャンピオンを獲得し、昨年は、連覇を目指していましたがランキング3位。そこで今年は、昨年のようなレースをしてしまったら、自分は終わりという気持ちでシーズンに臨みました。開幕戦で優勝し第3戦は僅差の2位。第4戦は自分らしいレース展開で優勝し、順調にシーズンを進めてきました。最終戦は上位争いの中での赤旗で再レースとなりましたが、タイヤ交換せずに走る厳しい状況でした。それでも落ち着いて走りチャンピオンを獲れたことはよかったし、目標通りの成績を残せたことでホッとしたという感じです。今年は参戦4年目と、ライバルに圧倒的な速さを見せることが必要でしたが、成長は確認することできました。次のステップは1,000ccクラスが目標ですが、野左根選手のように日本で一番になり、これに続く形で最終目標である世界で戦えるライダーになりたいと思います。コロナ禍でファンの皆様の応援や、チームやスポンサー様に支えられ好成績を収めることができました。本当にありがとうございました」

岡本選手 2020シーズンの戦績

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YAMAHA発動機株式会社

AMAスーパークロス選・モトクロス選手権 2021年の参戦体制を決定、Monster Energy Star Yamaha Racingから7名が参戦

Yamaha Motor Corporation, USA (YMUS)は、AMAスーパークロス選手権(450SX、250SXウエスト・イースト)および、AMAモトクロス選手権(450MX、250MX)参戦のため、「Monster Energy Star Yamaha Racing」と3年間のパートナーシップを結んだ。450 Teamのライダーは、アーロン・プレシンジャー選手と、2020年に250SXウエストと250MXでチャンピオンを獲得したディラン・フェランディス選手。250 Teamは、コルト・ニコルズ選手、ジャスティン・クーパー選手、ジャレット・フライ選手に加え、過去2回にわたり250MXのタイトルを獲得しているジェレミー・マーティン選手と、クリスチャン・クレイグ選手が新たに加入する。

長年のパートナーである「Monster Energy Star Yamaha Racing」は、AMAプロ選手権で11回のタイトルと、数々の国内アマチュアタイトルを獲得し成功を収めてきた。チームは来シーズンより最高峰となる450クラスでの活動を開始し、スーパークロスとモトクロスでステップアップを望むライダーに一貫したステップアップのプログラムを提供する。同時にYMUSはチームをフルサポートし、チャンピオンシップを勝ち取るという目標に向けともに努力を続けていく。

プレシンジャー選手はヤマハとともに450クラスで3シーズン目を迎えることとなる。「Monster Energy Star Yamaha Racing」が獲得したタイトルのうち二つは、このプレシンジャー選手が2018年に250SXウエストと250MXで獲得。ここ最近の2年間は、残念ながら負傷による欠場が続いたが、2021年はこれまでの経験をもとにさらなる飛躍を目指す。
来年450クラスへのデビューを果たすフェランディス選手は、2019年に250SXウエストを制し、250MXでランキング2位を獲得。2020年は250SXで3勝、250MXでは8回の優勝と3回の総合優勝を果たし、250SXウエストと250MXでチャンピオンを獲得している。なおチームマネージャーには、ジェレミー・コッカー氏が就任する。

250 Teamには、今年、フェランディス選手のライバルとしてランキング2位を獲得したマーティン選手がヤマハに復帰。250MXでは2014年と2015年に連覇を達成しており、今後は、このチームでキャリアを重ね再び王座を目指す。
カリフォルニア州出身のクレイグ選手は、これまで何度もタイトルに挑戦してきたライダー。250SXウエストに参戦した今シーズンは、序盤の負傷によりランキング15位となったが、2021年はチームとともにタイトルを目指す。
本チームで5シーズン目を迎えるニコルズ選手は、2019年のアナハイムⅠで、250SX初優勝を飾ると、数々の表彰台を獲得しランキング3位。今年は残念ながら負傷により大半のレースを欠場したものの、体調は完全な状態に近づいており、2021年は改めてチャンピオンを目指す。
2019年にチームに加わったクーパー選手は、すぐに頭角を現し、250SXイーストで6回のポディウムフィニッシュを果たしてランキング2位。250MXでは初の総合優勝を果たすなど、ランキング3位とした。クーパー選手の勢いは2020年も衰えることはなく、アナハイムⅠで250SX初優勝を遂げるなど、フェランディス選手に続き250SXウエストでランキング2位を獲得。250MXではシーズン後半に猛チャージ。第8戦では総合優勝を飾り、ランキング5位でシーズンを終えた。
フライ選手は、今シーズンの250MXの第6戦からプロクラスにステップアップし、シーズン最終戦では総合6位というベストリザルトを獲得。なお、250 Teamのチームマネージャーは、ウイル・ハーン氏が担当する。

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YAMAHA発動機株式会社

AMAモトクロス選手権250MXフェランディス選手が自身初のチャンピオンを獲得、スーパークロスとの2冠を達成

2020年10月10日(土)、「Monster Energy/Star/Yamaha Racing」からAMAモトクロス選手権250MXにYZ250Fで参戦する#14ディラン・フェランディス選手が、カリフォルニア州のパーラで行われた最終戦の第9戦FOXレースウェイで2位/5位(総合3位)を獲得して自身初となるチャンピオンに輝くと同時に、AMAスーパークロス250SXウエストに続き2冠を達成した。

2020シーズンは当初5月からの開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期され8月に開幕。大会数も例年の12大会24レースより少ない、9大会18レースで行われた。フェランディス選手はYZ250Fとともに、開幕戦の両レースで優勝しスタートダッシュに成功。第3戦までランキングトップを守っていたが、第4戦で表彰台を逃し、ライバルのJ・マーティン選手(ホンダ)に逆転を許す。それでも第6・7戦の4レースで4連勝し逆転すると、第8戦では総合2位とマーティン選手に18ポイント差をつけて最終戦を迎えた。
 最終戦はMoto1で2位としマーティン選手との差を22ポイント差に拡大。続くMoto2はマーティン選手が優勝したが、フェランディス選手は転倒があり9番手から追い上げになったものの確実に挽回して5位でチェッカーを受けると、優勝8回、2位3回、3位3回、トータル390ポイント獲得し、自身初となる250MXでのチャンピオンを獲得し、250SXウエストとの2冠を達成した。

また、チームメイトの#12シェーン・マクエラス選手が、優勝1回、2位1回、3位2回でランキング3位、#32ジャスティン・クーパー選手が優勝1回、2位3回、3位2回でランキング5位を獲得。YZ250Fを駆るヤマハライダーが大活躍のシーズンとなった。

ディラン・フェランディス選手

ディラン・フェランディス選手談

「このAMAモトクロス選手権でのチャンピオン獲得により、また一つ目標が達成されました。そのために多くの努力をしてきましたが、決して簡単なことではありませんでした。同じ年にスーパークロスとモトクロスの両方でチャンピオンになったことは、自分でも想像していなかったので、とても素晴らしい気分です。最終戦は家から近いカリフォルニアでレースができました。残念ながら、コースはライディングにはタフなコンディションでしたが、Moto1ではフィーリングが良く2位を獲得してチャンピオン獲得に向け大きなアドバンテージを作ることができました。Moto2では転倒して9番手まで順位を落としましたが、そこから挽回し最後は余裕を持って走ることができました」

ウィル・ハーン、チーム・マネジャー談

「今日は素晴らしい1日となりました。フェランディス選手のチャンピオンを獲得など、チーム全体にとってすばらしいシーズンの締めくくりとなりました。関係者、ライダー、クルー、スポンサーに感謝しています。みんなが一生懸命働いてくれて、その努力が実を結んだのです」

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YAMAHA発動機株式会社

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