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ロッシ選手がMotoGPライダーを引退、ヤマハMotoGP活動への多大なる貢献に感謝 MotoGP世界選手権

9度の世界チャンピオンに輝いた伝説のライダー、バレンティーノ・ロッシ選手が、2021年シーズンをもってMotoGPライダーを引退することを発表した。ヤマハ発動機株式会社とヤマハ・モーター・レーシングは、今も継続中である16年間の素晴らしいパートナーシップに心より感謝の意を表した。

バレンティーノ・ロッシ選手

ヤマハ発動機株式会社とロッシ選手のパートナーシップは2004年、南アフリカGPでの勝利から始まった。以来、サーキットの内外で数々の素晴らしい瞬間を共有し、現在までに142回の表彰台、56回の優勝、そして2004年、2005年、2008年、2009年と4度のMotoGP世界選手権のチャンピオンを獲得した。
この驚異的な戦績、レースへの情熱、そして無類のカリスマ性は、ヤマハ発動機株式会社とMotoGPの歴史に多大なる影響を与えており、世界中で認められているロッシ選手は、「GOAT」(Greatest of All Time)という称号を得ている。
2022年にゼッケン46をつけるロッシ選手がMotoGPに出場しないということは、ヤマハ発動機株式会社にとっても、MotoGPにとっても、ひとつの時代が終わることを意味する。しかし、ヤマハ発動機株式会社とヤマハ・モーター・レーシングは、2021年以降も「VR46 Riders Academy」や「YAMAHA VR46 Master Camp」などを通じ、ロッシ選手との緊密な協力関係を維持していく予定だ。
今回の引退発表と新たなキャリアへの移行は、ロッシ選手がMotoGPライダーとして戦う残りの数ヵ月間のモチベーションに影響を与えることはなく、ヤマハ発動機株式会社も、MotoGPレジェンドであるロッシ選手の貢献に感謝し、残る9戦が特別なパートナーシップを締めくくるにふさわしいレースとなるよう、最善を尽くす。

日髙祥博談(ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長)

「はじめに、この場をお借りしてロッシ選手との素晴らしいパートナーシップに感謝の意を表します。ロッシ選手がコースやパドック、そして私たちとともにいないことは非常に寂しいことですが、私たちはロッシ選手の決断を尊重します。同時に、ともに築き上げてきたグランプリでのレガシーは大きな誇りです。
私たちがパートナーとして過ごした16年間は、壮絶な戦いと勝利に満ち溢れていました。ヤマハはファンやお客さまに“感動”をお届けすることを企業理念としていますが、ロッシ選手のヤマハにおける全キャリアは、特別な価値のあるものに出会ったときに感じる強い満足感と、大きなエキサイトメントそのものでした。今回、ロッシ選手がMotoGPキャリアの最後までヤマハのライダーであり続けてくれたことを、社員一同、大変うれしく思っています。
当社とロッシ選手の間には素晴らしい思い出がたくさんあり過ぎて、最もうれしかった瞬間をあげようとしてもひとつに絞ることはできません。困難なこともありましたが、信頼関係は決して揺らぐことなく、長年にわたって強固なパートナーシップを継続してきました。その間のロッシ選手の功績は、サーキットの内外に広がり、ヤマハのレース史における重要な役割を果たしてくれました。
信じがたいほどの努力と類まれなスキル、そして尽きることのない情熱に感謝し、そのサクセスストーリーをともに歩むことができたことを誇りに思います。私たちは、ともに築き上げた貴重な思い出を永遠に大切にしながら、今後も当社との関係性を維持し活躍していただくことを期待し、その思い出をさらに増やしていきたいと思います」

リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)

「まず、ヤマハ・モーター・レーシングを代表して、これまでの特別なパートナーシップに心から感謝します。ロッシ選手が16年間にわたりヤマハのライダーとして活躍してくれたおかげで、私たちは伝説的なグランプリの時代にキープレーヤーであり続けることができました。
ヤマハとロッシ選手のパートナーシップは、まるでおとぎ話のように始まりました。ロッシ選手は、ヤマハで最初のレースとなった2004年のウェルコムで、見事な優勝を成し遂げました。それは、ヤマハのMotoGPレースプログラムを一変させ、チャレンジ精神を取り戻して再びMotoGP世界チャンピオンになるための自信を与えてくれました。
こうして2004年から現在までに264戦に出場して56勝をあげ、2位を46回、3位を40回獲得し、2004年、2005年、2008年、2009年と4度のMotoGP世界選手権のチャンピオンを獲得しています。
ロッシ選手は生ける伝説であり、その成功と才能は、ヤマハのレース史に多大な貢献をしました。また困難な時には、彼のポジティブな考え方が周囲を後押しし、良い結果を得るための努力の源となりましたが、これもロッシ選手のMotoGPに対する強い情熱があったからこそです。
ロッシ選手の輝かしいグランプリでのキャリアに終わりが来ることは、誰もがわかっていました。ロッシ選手の比類なきスキルとカリスマ性は、ファン、メディア、MotoGPパドック、そしてヤマハのスタッフ全員から非常に惜しまれるものとなるでしょう。2021年の残りのグランプリで、ロッシ選手の走りを堪能できる機会はあと9回あります。その意味で、これから開催されるレースでファンが戻って来てくれるとすれば非常にうれしいことです。残りのレースを楽しみ、11月のバレンシアGPではロッシ選手に感謝の気持ちを伝えたいと思います」

バレンティーノ・ロッシ選手が残した記録

26シーズンにわたってグランプリに参戦し、42歳の今もなお戦い続けているロッシ選手は、史上最も偉大なライダーの一人だ。そのキャリアのなかでマイク・ヘイルウッド選手、カルロ・ウッビアーリ選手と並ぶ全クラスで合計9回のチャンピオンを獲得。ジャコモ・アゴスチーニ選手とアンヘル・ニエト選手だけがその数を上回っている。ヤマハで264戦中56勝のロッシ選手は、ヤマハの歴代チャンピオンの中で最も成功したライダーとなる。さらには、5種類のレーシングマシン(500cc4 気筒2ストローク、990cc 5気筒4ストローク、ヤマハ990cc 4気筒4ストローク、ヤマハ800cc 4気筒4ストローク、ヤマハ1000cc 4気筒4ストローク)で最高峰クラスのチャンピオンを獲得した唯一のライダーでもある。

これまでヤマハで264戦に出場し、優勝56回、2位46回、3位40回を獲得してきたヤマハ史上最も成功したライダー。
1996年にグランプリデビューを果たして今季で26年目を迎えており、グランプリで最も長く活躍している。これまで423戦に出場し、そのうち363戦が最高峰クラス。
ヤマハでMotoGPクラスに参戦した期間(今季で16年目)が最も長いライダー。
ヤマハで142回の表彰台に立ち、MotoGPクラスに参戦したヤマハライダーの中で最も多くの表彰台を獲得している。
MotoGPクラスでヤマハ最多となる56勝を獲得している。
1996年のマレーシアでのデビューから2010年のムジェロでまで連続230レースを欠場することなく完走している。
グランプリの全クラスで423戦、最高峰クラスでは363戦(264戦がヤマハでの出走)に出場。全クラスおよび最高峰クラスでの最多出場記録を保持している。
2004年の開幕戦、南アフリカGPで優勝し、異なるメーカーで最高峰クラスの連覇を達成した初のライダー。
2005年には11勝をあげ、ヤマハライダーでは最多となる年間優勝回数を記録している。
最高峰クラスで199回、全クラス合計で235回の表彰台に立っている。
グランプリライダーの中で唯一、ラリーでも活躍している(モンツァ・ラリーで7回の優勝経験があり、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催された2019年ガルフ12時間レースのGTE Amクラスで優勝)。
ヤマハがグランプリで獲得した516勝のうち、最多となる56勝(11%)を獲得。
現役のグランプリライダーであり、同時にチームオーナーでもある唯一の存在。
125cc、250cc、500cc、MotoGPの全クラス合計で6,330ポイントを獲得している(2021年スティリアGP以前)

中須賀克行選手が国内最高峰クラスで通算10度目のチャンピオンを獲得 全日本ロードレース選手権

2021年7月18日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本ロードレース選手権の第5戦 第53回MFJグランプリが行われ、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から「YZF-R1」で参戦する中須賀克行選手がレース1、レース2で連勝し、国内最高峰JSB1000で通算10度目のチャンピオンを獲得した。

中須賀選手は2005年にJSB1000への参戦を開始して以来、多くの先人たちを乗り越え、自身の記録を更新しながら10度のチャンピオンを積み上げただけでなく、2012〜2016年の5連覇、通算60勝など、1967年から54シーズン目となる全日本ロードレースにおいて、前人未到となる数々の記録を打ち立てている。

2005年、「SP忠男レーシングチーム」からJSB1000に参戦を開始した中須賀選手は、2006年からヤマハトップチームの「YSP Racing Team sponsored by PRESTO Corporation」に加入。2007年の第4戦オートポリスで初優勝を遂げると着々と力をつけ、翌2008年に初のチャンピオンを獲得し2009年には連覇を達成した。その後は2シーズンに渡りチャンピオンを逃すも、2012・2013年に連覇。2014年にはヤマハライダーである平忠彦選手、藤原儀彦選手に並ぶ全日本ロードレースの最高峰クラス3連覇を達成した。

さらに2015年からは「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の復活を受け、そのエースライダーとして新型「YZF-R1」を駆り4連覇。2016年には5連覇という金字塔を打ち立てた。

2017年は、序盤にリタイアが続きランキング6位にとどまりまったが、2018年には自己最高となる年間8勝をあげて8度目のチャンピオンに輝くと、2019年には第7戦オートポリスのレース1で通算50勝を達成するなど6勝をあげて9度目のチャンピオンとなった。
2020年、開幕戦での転倒・負傷など不運が重なりランキング7位となったものの、2021年は開幕戦、ツインリンクもてぎでのレース1で優勝すると、第3戦SUGOのレース1の中止を挟んで5連勝し、ランキング2位に53.5ポイントの大差をつけてMFJグランプリに臨んだ。

MFJグランプリでは、ヤマハ社のロードレース世界選手権参戦60周年を記念し、白と赤のカラーリングを施した「YZF-R1」で参戦。レース1、レース2で連勝し自己通算60勝を達成するとともに、10度目となるチャンピオンを達成した。また中須賀選手は開幕から7連勝中で、残り2大会では、自己最高となる年間10勝とシーズン全勝を目指す。

中須賀克行選手談

「毎年チャンピオンを獲得したとしても10年かかることを考えれば、本当に誇れる記録を作ることができたと思います。また、ヤマハトップチームに加わったのが2006年で、現在に至るまで常にトップを走ることができたことが本当に嬉しいし、ヤマハには本当に感謝しています。長く国内を走ってきましたが、国内で戦う限りはここで必要とされる存在になりたいと考えて戦ってきました。今回、10度目のチャンピオンを獲れたことは、今後のレース活動に大きな自信になりました。またJSB1000で60勝目ですが、毎レースで優勝を目指して頑張ってきて、その一つ一つの積み重ねがチャンピオンへとつながりましたが、優勝回数もまた誇りでもあり、常にいいマシンを提供し続けてくれたヤマハ、そしてこのYZF-R1を戦闘力の高いレース仕様へと造り上げてくれたスタッフ、そして長きにわたって応援してくれたファンの皆さんに感謝しています。ありがとうございました」

吉川和多留監督談

「10回目のチャンピオンは本当にすごい記録だし、60勝というのも途方もない記録で、おそらく今後、破られることはないでしょう。中須賀選手がヤマハに加入してから、お互いに助け合い、時にプレッシャーをかけ合っていろいろな記録を2人で築いてきた感じがあります。現在は日本のトップライダーですが、最近はよく中須賀選手から、“昔、言われた内容を最近になってようやく理解することができた”と言われます。若い頃には理解できないことが、経験を積むにつれて理解できていくというのはよくある話ですが、中須賀選手がヤマハの、そして日本のトップライダーとしての地位を築いたように、今度は中須賀選手が若いライダーを育ててくれる日を楽しみにしています」

中須賀選手 2021シーズンの戦績 第5戦終了時

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ヤマハ【スーパーバイク世界選手権】トプラック・ラズガットリオグル選手と2年契約を更新

ヤマハ・モーター・ヨーロッパ(Yamaha Motor Europe N.V.)は、スーパーバイク世界選手権のライダーとして2020年に加入して以来、素晴らしい成績を残し、チャンピオン候補の一人として活躍中のトプラック・ラズガットリオグル選手と新たに2023年までの契約を結んだ。

ヤマハチームに加入したラズガットリオグル選手

2020年、ヤマハチームに加入したラズガットリオグル選手は、「YZF-R1」での初レースとなったオーストラリア大会で優勝。その後も好成績を残してランキング4位を獲得した。今年はここまで3大会を終え、第3戦のエミリア・ロマーニャ大会のレース2でシーズン初優勝を達成するなど、7回の表彰台を獲得しランキング2位につけている。
これらの活躍により、スーパーバイクとMotoGPから注目を集めているラズガットリオグル選手だが、第4戦イギリス大会を前に、ヤマハ・モーター・ヨーロッパと新たに2年間の契約延長に合意し、2023年までヤマハからWSBKに参戦することが決定した。

トプラック・ラズガットリオグル選手談

「ヤマハは私の家族のようなもので、さらに2年間の契約を結ぶことができて嬉しく思います。2020年に加入したときからYZF-R1は大きく改良されているため、この決断は容易にできました。現在は、最高のスタッフが目標達成に向けてサポートしてくれており、トップに非常に近い位置でチャンピオン争いを行っています。私はスーパーバイクのパドックが好きで、ここでレースをすることに満足しています。将来的にはMotoGPも考えることがあるかもしれませんが、今はこのスーパーバイクで目標を達成することに完全に集中しています。このような機会を与えてくれたすべての方に感謝し、ヤマハとともに歩む未来をとても楽しみにしています」

アンドレア・ドソーリ談(ヤマハ・モーター・ヨーロッパ、ロード・レーシング・マネージャー)

「ラズガットリオグル選手は2020年にヤマハに加入しました。誰にとっても大変な一年でしたが、良い関係を築くことができました。それが今シーズンの好調につながっており、ヤマハがスーパーバイクに復帰して以来、最高の結果となっています。YZF-R1はレースごとに改良され、ラズガットリオグル選手はその素晴らしい才能を発揮しているのです。今後、2シーズンに渡ってこの関係を延長するという決定は、予想よりも早い時期になされました。ラズガットリオグル選手がヤマハを信頼してくれていることに感謝し、その期待に応えるためにベストを尽くすことを約束します」

パオロ・パベシオ談(ヤマハ・モーター・ヨーロッパ、マーケティング&モータースポーツ・ディレクター)

「2020年にヤマハに加入して以来、ラズガットリオグル選手は常に勝利の可能性を示しており、これをさらに2シーズン続けられることを非常に嬉しく思います。彼はどのレースでも優勝争いをする力があることを証明しており、YZF-R1に乗ってわずか2年目にしてスーパーバイクのチャンピオン候補となっています。また私たちにとって重要なのは、彼がbLU cRUを通じてトップを目指す若者たちに刺激を与えるロールモデルとなっていること。さらにはレースウィークにもかかわらず、その若者たちと多くの時間を過ごしてくれていることです。ヤマハを信頼してくれたラズガットリオグル選手とマネージャーのケナン・ソフォーグル氏に感謝し、彼が成功するための最高の環境を提供できるよう努力します」

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スポーツツアラー「TRACER9 GT ABS」を新発売 ~エンジン、フレームを刷新し、スポーツ性能とツーリング性能をさらに追求~

ヤマハ発動機株式会社は、高いスポーツ性能と実用機能を備えたスポーツツーリングモデル「TRACER9 GT ABS」を7月28日に発売する。

TRACER9 GT ABS(シルバー)

「TRACER9 GT ABS」は、“Multirole fighter of the Motorcycle”をコンセプトに開発されたモデル。エンジン・車体ともに大幅に進化・軽量化した「MT-09 ABS」をベースに、高いスポーツ性能と、ツーリングなど多用途に使える実用機能を磨きながら、軽量化技術を織り込み、同クラス最軽量級の車両重量を実現している。また、新しい「TRACER」の世界を提唱するスタイリングを採用している。

「TRACER9 GT ABS」の特徴は、1)トルクフルな新888cm3CP3エンジン、2)軽量CFアルミダイキャスト製の新フレームと専用リアフレームおよびリアアーム、3)独自のSPINFORGED WHEEL(スピンフォージド ホイール)技術による軽量アルミホイール、4)新IMUを活用した運転操作を支援する各種制御、5)優れた乗り心地、接地感をもたらすKYB製前後電子制御サスペンション、6)機動性と機能性を表現したスタイリング、7)スポーツツアラーとしての快適性と機能性をさらに高める充実装備と車体構造など。

TRACER9 GT ABSの新たな特徴

1)トルクフルな新888 cm3 CP3エンジン

2021年モデルの「MT-09 ABS」同様888cm3・水冷・4ストローク・DOHC・3気筒・4バルブの平成32年排出ガス規制適合のCP3(クロスプレーン・コンセプトの3気筒)エンジンを搭載。ピストンやコンロッドなどの多くの主要パーツを新設計し軽量化を図った。燃料供給系も一新し、インジェクターは従来のシリンダーヘッド直付からスロットルバルブ側に取り付け位置を変更。噴射はバルブ傘裏方向とし、優れた燃焼効率を引き出した。こうした燃焼改善と軽量化により、燃費の改善を実現し、さらにクラッチレバーの操作荷重を低減することでスポーツツアラーとしての機能を高めた。

2)軽量CF アルミダイキャスト製の新フレームと専用リアフレームおよびリアアーム

2021年モデルの「MT-09 ABS」のフレームをベースに「TRACER9」用に専用チューニングを施した新フレームを採用。ヘッドパイプ手前のステーや、シリンダーヘッド左右のエンジン懸架ブラケットをチューニングし、剛性バランスをスポーツツアラーとして最適化している。
また、リアフレームを専用設計し、高速安定性やタンデム居住性を確保しました。リアアームも専用設計し、アルミパネルを溶接したボックス構造で、高い剛性と軽量化を両立しました。それによりトラクションをライダーに伝え、高速走行時、旋回時の安心感に寄与している。
ステーやブラケットの専用チューニングと合わせ、積載時の直進安定性、旋回性も向上。さらに純正アクセサリ―のサイドケース、トップケースの計3バッグを搭載可能とし、積載性も向上している。

3)独自のSPINFORGED WHEEL(スピンフォージド ホイール)技術による軽量アルミホイール

ヤマハ社独自のアルミ材の開発と工法の確立により“鋳造ホイールでありながら鍛造ホイールに匹敵する強度と靭性のバランス”を達成した当社独自の“SPINFORGED WHEEL”技術による軽量ホイールを採用。従来の「TRACER900」より前後で約1000gの軽量化と慣性モーメントをフロント11%、リア15%低減させたことにより、アジャイルな運動性能に貢献している。また、ブリヂストン社と共同開発の、ドライ性能、ウエット性能、耐摩耗性、高速走行時の直進安定性に優れる専用チューニングの新タイヤ「BATTLAX SPORT TOURING T32」を採用した。

4)新IMUを活用した運転操作を支援する各種制御

2021年モデル「MT-09 ABS」同様に新開発の「IMU」(Inertial Measurement Unit)を搭載。2015年モデル以降の「YZF-R1」で実績のある「IMU」の基本性能を維持しつつ、センサー構成を見直すことで50%の小型化、40%の軽量化を実現した。
ECU には3 種の制御システム(バンクの深さも反映するTCS、旋回をサポートするSCS、前輪の浮き上がり傾向を抑止するLIF)を織り込んでいる。個々の制御は相互に連動して運転操作を支援、マシンのポテンシャルを効率良く引き出している。各システムとも、介入レベル調整、およびON・OFF 設定が可能です。また新装備となるコーナリングランプや電子制御サスペンションの制御にも使用している。

優れた乗り心地、接地感をもたらすKYB製前後電子制御サスペンション

スポーツ性と乗り心地の両立を図るため、KYB社と共同開発の電子制御サスペンション「KADS(KYB Actimatic Damper System)」を採用。「IMU」と「ECU」、「HU(Hydraulic unit)」の情報にもとづき、「SCU(サスペンションコントロールユニット)」が、減衰レベルを最適化する仕組みとなっている。減衰力の調整機構には、当社初となるソレノイド駆動を用いており、素早く、かつ大きく減衰力を調整できるため、優れた接地感やスポーツ走行時の高い路面追従性を実現している。なお、ドライのスポーティな走りを主体にウエットにも対応できるモードと長距離走行時などでの快適な乗り心地を狙ったモードの2モードがある。
※Actimatic: ActiveとAutomaticから成る造語で、自動調整により得られる高い運動性能を表現

機動性と機能性を表現したスタイリング

意匠のための要素をなるべく取り除き、旅をするための機能を最優先したスタイリングとした。
「MT-09 ABS」が持つ凝縮感のあるプラットフォームをもとに、スクリーン、フロントカウル、ブラッシュガードなど最適なウインドプロテクションのための機構をコンパクトにまとめ、専用設計した灯火器の採用で、旅のための機能を最優先にしたデザインとしている。また、ウインドプロテクションを向上させる新デザインスクリーンやフロントカウルで目的地へ向かう推進力を表現。コンパクトなブラッシュガードやフローティングさせた3.5インチダブルTFTメーターは、広い視界やハンドル切れ角の可動範囲の確保に貢献し、旅の中での軽快なハンドリングや風景を楽しめそうな雰囲気を醸し出している。

スポーツツアラーとしての快適性と機能性をさらに高める充実装備と車体構造

●夜間走行でライダーの負担の低減を図るコーナリングランプ
車速約5km/h以上で、バンク角が7度を超えると点灯する新作コーナリングランプを採用。ハイビーム、ロービームいずれの場合もイン側のコーナリングランプが点灯を開始し、バンクが深くなるのに伴い明るくなることでライダーの夜間走行をサポートする。

●3バッグ搭載を可能にするダンパー内蔵サイドケース用ステー
純正アクセサリーのサイドケース用のステーを装備。独自の制振技術を応用して、サイドケースの振動を減衰することで、サイドケース搭載時の高速安定性と旋回性を高次元で両立している。

●3.5インチダブルTFTメーター
左のメインメーターは、回転数に応じて色が変化するデジタルバータコメーター、燃料計、平均燃費、水温計、外気温計、シフトインジケーター、ETCカード挿入確認などの機能を搭載。また、クルーズコントロールシステムのセット速度もメーターで確認できる。右側のメーターでは各情報から4種を選び拡大表示が可能、良好な視認性を確保している。

●新作のグリップウォーマー
指の触れるグリップ部に薄いラバーを用いることで、ヒーターの暖かさを伝わりやすくしている。また握りやすい形状。リングスイッチで10段階に調整ができ、極寒季から夏季の早朝まで、環境変化に対して細かなレベル調整が可能となっている。

●足つき性も向上した快適な新ライディングポジション
スクリーン高を5mm単位で10段階に調整可能な新デザインの大型フロントスクリーンや、コンパクト設計ながら防風効果も併せ持つブラッシュガードなど、ウインドプロテクション効果の高い装備を搭載している。加えて、シート高を「TRACER900」より40mm低い810mmに抑えることで、疲れにくいライディングポジションを実現。またフットレストとハンドルバー、メインシートはそれぞれ2ポジションから選べ、ライダーの好みに合わせて調節が可能となっている。

メーカー希望小売価格(消費税10%込み)

TRACER9 GT ABS 1,452,000円

フルモデルチェンジしたロードスポーツ「MT-09 ABS」発売 ~エンジン、フレームを刷新、新技術を活用した軽量ホイール初採用などで大幅進化~

ヤマハ発動機株式会社は、ロードスポーツ「MT-09 ABS」をフルモデルチェンジし、8月26日に発売します。また上級仕様の「MT-09 SP ABS」を7月28日に発売する。

「MT-09 ABS」グレー

今回の「MT-07 ABS」は、「Accessible MT with a Fitter Body」をコンセプトに開発。幅広いライダーから支持を得ているCP2(クロスプレーン・コンセプトの2気筒)エンジンの特性を継承しながら、新しいデザインを採用し、さらに総合的なパフォーマンスを向上させている。

「MT-09 ABS」は、従来からの“Torque & Agile”のキャラクターを継承・進化させ、ライダーに“Feeling”をもたらす“The Rodeo Master”をコンセプトに開発。エンジン・車体ともに刷新することで大幅に進化させながら、随所に軽量化技術を織り込み、従来モデル比で約4kg軽量に仕上がっている。

新たな特徴は、1)トルクフルな新888cm3CP3エンジン、2)最低肉厚1.7mmの軽量CFアルミダイキャスト製新フレーム、3)独自のSPINFORGED WHEEL(スピンフォージドホイール)技術による軽量アルミホイール、4)トルク感と加速感を表現したサウンドデザイン、5)新IMUを活用した運転操作を支援する各種制御、6)感覚を刺激する新ボディデザインなど。
「MT-09 SP ABS」は、「MT-09 ABS」をベースに、オーリンズ製リアサスペンションやダブルステッチ入りシート、塗り分け塗装のタンクなど、性能と品質感を向上させたモデル

MT-09 2021年モデルの新たな特徴

1)トルクフルな新888 cm3 CP3エンジン

“クロスプレーン・コンセプト”に基づき開発した排気量アップの888cm3 CP3(クロスプレーン・コンセプトの3気筒)エンジンは、ボア・ストローク:78.0mm ×62.0mm、11.5:1の圧縮比から優れたトルク・出力特性を発揮。またピストン、コンロッド、クランクシャフト、カムシャフト、クランクケースなど主要パーツの多くを新設計し、軽量に仕上げている。燃料供給系も一新し、インジェクターは従来のシリンダーヘッド直付からスロットルバルブ側に取り付け位置を変更。噴射はバルブ傘裏方向とし、優れた燃焼効率を引き出しました。こうした燃焼改善と軽量化により、燃費の改善も実現した。
※ クロスプレーン・コンセプトは、慣性トルクが少なく、燃焼室のみで生み出される燃焼トルクだけを効率良く引き出す設計思想

2)最低肉厚1.7mmの軽量CFアルミダイキャスト製新フレーム

最新のCFアルミダイキャスト技術により、最低肉厚1.7mmを実現した軽量アルミ製フレームを採用(従来は最低肉厚3.5mm)。エンジン搭載角を47.5度から52.3度へと立て気味にしてコンパクト化し、ディメンションを最適化した。
また直進安定性と操縦性を両立させるために、縦・横・ねじり剛性のバランスを調整しており、とくに横剛性は従来比で約50%アップ、直進安定性に貢献している。さらにヘッドパイプの位置を従来比30mm下げることでフロント荷重をかけやすくし、旋回時の優れたフロント接地感に貢献している。
アルミパネルを溶接したボックス構造のリアアームは、高剛性と軽量化を両立した。ピボット締結をリアアームの外側からフレームで支える構造に変更し、剛性チューニングやシート周辺形状の作り込みとの相乗効果で、スリム感を維持しながら優れた直進安定性、コーナリング安定性をもたらしている。
リアフレームもCFアルミダイキャスト製とし、フレーム、リアアームとの合算で従来比約2.3kg軽量化、アジャイルな走りの味を洗練させた。

3)独自のSPINFORGED WHEEL技術による軽量アルミホイール

当社独自のアルミ材の開発と工法の確立により“鋳造ホイールでありながら鍛造ホイールに匹敵する強度と靭性のバランス”を達成したヤマハ独自の“SPINFORGED WHEEL”技術による軽量ホイールを初めて採用。従来モデルより前後で約700g軽くなり、さらにリアの慣性モーメントが11%低減、アジャイルな運動性能に貢献している。

4)トルク感と加速感を表現したサウンドデザイン

“排気音”“吸気音”の質が“乗り味”に寄与する重要な要素であることに着目し、排気・吸気を独自に設計・チューニングし、トルク感・加速感を演出。排気音は 1.5段膨張室サイレンサーと左右シンメトリーのテールパイプを採用することで、発進時はリアの駆動力と同期した排気音によってトルクを感じ、スロットルを開けた瞬間に音が増大して聴こえるような、スイッチ感のあるサウンドが響きわたる。そして回転上昇に従って、ライダーへの主音源が排気音から吸気音へ切り替わるように調整した。吸気音は、断面積と長さの異なる3つの吸気ダクトを採用し、各ダクトによる吸気音を各周波数帯で共鳴させ、かつ音圧をチューニングすることで中・高回転域でサウンドを強調し、気持ちの良い加速感を演出している。

新IMUを活用した運転操作を支援する各種制御

新開発の「IMU」(Inertial Measurement Unit)を搭載。2015年モデル以降の「YZF-R1」で実績のある「IMU」の基本性能を維持しつつ、センサー構成を見直すことで50%の小型化、40%の軽量化を実現している。
IMUの情報は、エンジン出力を制御する「ECU」(エンジンコントロールユニット)及び、ブレーキ油圧を制御する「HU」(ハイドローリックユニット)に展開される。個々の制御は相互に連動して運転操作を支援、マシンのポテンシャルを効率良く引き出している。各システムとも、介入レベル調整、およびON・OFF設定が可能。“Torque & Agile”なモデル特性に合わせた自然な制御が特徴となっている。

感覚を刺激する新ボディデザイン

2014年の初代、2017年の2代目を受け継ぐ3代目として、大きく進化したそのポテンシャルを表現する新スタイリングを採用。エアインテークと、そこに風を導くフロントウィングのスタイリングに空気の“流れ”や音の“波”などサウンドを想起させるテーマを採用。またヘッドランプやサイレンサーなど各パーツをエンジンを中心に凝縮させて力強いトルク感を表現している。さらにスムーズなトップラインに、ショートオーバーハングのシルエットを組み合わせ、初代から引き継いできた“ライダーの意のままに操れるイメージ”に加え、カバー類を極力減らしたゼロカバー造形による構造体を魅せるスタイリングで、軽量化したボディによる軽快なハンドリングを表現している。
また、コンパクトさとデザイン性を両立し、優れた照射性をもつバイファンクションLEDヘッドランプ(Hi-Lo一体)を採用。照射範囲と範囲外の境目のコントラストが穏やかで柔らかくムラのない配光となっている。ポジションランプも導光体を備えたLEDタイプとし、新しいMTフェイスを印象づける意匠となっている。

メーカー希望小売価格(消費税10%込み)

MT-09 ABS 1,100,000円
MT-09 SP ABS 1,265,000円

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