DOHCエンジンによる出力向上など、熟成を図った「CB125R」を発売
Hondaは、水冷・4ストローク・DOHC・単気筒124ccエンジンを搭載した、原付二種のフルサイズロードスポーツモデル「CB125R」のエンジン出力の向上や足まわりの充実など熟成を図り、4月22日(木)に発売する。
今回、伸びやかな加速性能と最高出力の向上を図るため、吸・排気効率に優れ、高回転化を可能とするDOHCエンジンを採用。日常の移動からワインディングまで幅広いシチュエーションに対応するエンジン特性とした。
また、倒立フロントフォークには、CB1000RやCB650Rなどに採用している構造のSFF-BP(セパレート・ファンクション・フォーク・ビックピストンタイプ)を、125ccクラスに初採用※1することで、優れた路面追従性と軽量化を両立。
さらに、安定した減衰力を発揮する分離加圧式リアサスペンションと高張力鋼板製のスイングアームを組み合わせることで、乗り心地と軽快感のあるハンドリングを実現した。
カラーバリエーションは、精悍で落ち着きのある「マットガンパウダーブラックメタリック」、力強い印象の「パールスモーキーグレー」の2色を新たに採用し、鮮やかな「キャンディークロモスフィアレッド」を継続採用した全3色。また、各カラーのフロントフェンダーを燃料タンクと同色にすることで凝縮感のあるダイナミックなプロポーションをより強調するとともに、フロントフォークのアウターや前後ホイールをブラウン系に色調を合わせることで、上質感を追求した。
純正アクセサリーには、より快適性を高めるスポーツ・グリップヒーターを新たにラインアップすることで、更なる快適性を高めることを可能とした。
CB125Rは、「“SPORTS ROADSTER” Prologueバイク本来の乗る楽しさを」を開発コンセプトに、2018年3月に発売し、CBシリーズのエントリーモデルとして、コンパクト&ダイナミックなスタイリングと市街地からツーリング走行まで幅広いシチュエーションでお使いいただけるとライダーから好評のモデル。
※1 2020年11月時点。Honda調べ
メーカー希望小売価格(消費税10%込み)
CB125R? 473,000円
参照元サイト
欧州向け二輪車 2021年型モデルに7機種を追加
Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッド(本社:バークシャー州ブラックネル 社長:奥田 克久)は、現地時間2020年11月10日(火)10:00に以下を発表した。
Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、欧州向け2021年型モデルの二輪車ラインアップを発表。
これまでに欧州で発表済みの2021年型モデル11機種に加え、コミューター・アドベンチャー・ロードスポーツにまたがる7機種を発表した。これにより、あらゆる年齢・乗車経験・スタイルを問わず全てのライダーに向けたHondaの二輪車ラインアップが拡充された。
コミューター・モデル
Hondaの高燃費で、環境に優しく、先進テクノロジーを搭載したスクーターと小型二輪車には、「Forza 350」や「Forza 125」といったスタイリッシュなスクーターや、人気の高いステップオンのSHシリーズ、走る楽しみに焦点をあてた「MSX125 Grom」、高効率の「CB125F」や、圧倒的人気を誇る「PCX125」など。
SH350i
SHシリーズのフラッグシップモデル「SH300i」がモデルチェンジし、出力を向上させた350ccエンジン「eSP+(イーエスピープラス)」※を搭載した「SH350i」に進化。排気量アップに加え、吸気や冷却性能を上げることで、加速性能の向上や高回転域での出力をアップした。
※ eSP:enhanced(強化された)Smart(洗練された、精密で高感度な)Power(動力、エンジン)の略称
SH Mode
SHシリーズのエントリーモデルに属する「SH Mode」にも、新型エンジン「eSP+」を搭載。新設計の軽量化された次世代フレーム(eSAF:enhanced Smart Architecture Frame)により優れた燃費性能を実現している。
PCX125
「PCX125」をフルモデルチェンジ。2021年型モデルは、新水冷エンジン「eSP+」を搭載し、出力・燃費を向上。Honda セレクタブル トルク コントロール(HSTC)を新たに採用した。
アドベンチャー・モデル
今年欧州で発表された「CB500X」と「CRF1100L Africa Twin」の新色に加え、2021年型モデルとして、欧州のOn-Offカテゴリーの売れ筋トップ10※に入る「NC750X」と「X-ADV」も大幅にアップデートされる。
※ Honda調べ。2020年11月時点
NC750X
高燃費でオールラウンドな走りが楽しめる「NC750X」は、エンジン、シャシー、スタイリング、実用性全てにおいて刷新。750cc 水冷並列2気筒エンジンは、最大出力をアップした。また、さらなる軽量化と1速?3速のギア比のショートレシオ化により、さらにスポーティーな乗り味を実現し、シャープになったデザインと、一回り小さくなったカウルで印象もよりスポーティーになった。
スロットル・バイ・ワイヤーを通じて、3つのドライブ・モード(SPORT/RAIN/STANDARD)とユーザーモードが選択でき、ライダーはエンジン特性やレスポンスを調整可能となっている。各モードはそれぞれデュアルクラッチ・トランスミッション(DCT)のシフトパターンと連携している。
X-ADV
2017年の登場以来、「X-ADV」はタフなスタイリングとアドベンチャースピリットで、新たなジャンルを確立。2021年モデルはエンジン・シャシーを大幅に改良し、またスタイリングも一新するとともに、新技術も投入される。
X-ADVはNC750Xのモデルチェンジと多く共通している。エンジンはパワーアップされ、最適化されたギア比、再構成されたフレームは軽量化され、よりスポーティーな走りを実現。また技術面では、スロットル・バイ・ワイヤーで制御する新ライダーモードを搭載し、DCT及びHondaセレクタブル トルク コントロール(HSTC)の設定も刷新される。
ネイキッド・ラインアップ
2017年に登場した「新世代CBシリーズ」は、Hondaのネイキッドモデルのラインアップに新たなアイデンティティーを実現した。
CB1000R
新世代CBシリーズのフラグシップ「CB1000R」は、さらにミニマルかつ前傾なスタイリングを強調。特徴的なラウンドヘッドライトのハウジングはティアドロップ型になり、また新デザインの精密な7本スポークホイールは、全体の演出をさらに深めた。
CB125R
2021年モデルの「CB125R」では、欧州二輪免許制度のA1カテゴリーの最大値に合わせた出力とした新型水冷4バルブエンジンを搭載し、トルクアップ。
また、125ccクラスでは初めて、SHOWA製フロントフォーク(Showa Separate Function front fork Big Piston)を標準装備とし、LEDライト、液晶メーター、IMU制御のABS、296mmフローティングフロントディスクブレーキ/ラジアルマウントの4ピストンキャリパーと合わせ、トップレベルのスペックを実現した。
日本での販売予定
今回発表された欧州向け二輪車 2021年型モデルに7機種と、既に発表済み11機種の中で、下記のモデルは、日本で販売を予定している。
・CB1000R
・NC750X
・X-ADV
・CB125R
・MSX125 Grom(日本ではGROMとして販売予定)
・PCX125(日本ではPCXとして販売予定)