中古バイク情報、バイク関連の情報を発信 
 Tag Archive | 全日本ロードレース

女子高生レーサー藤原雫花、全日本ロードレース継続支援クラファン開催中!バイク界の未来を担うライダーを応援

若き才能、藤原雫花の挑戦

日本のモータースポーツ界において、17歳の女子高生レーサー藤原雫花選手が注目を集めている。彼女は3歳からバイクに親しみ、14歳で元世界グランプリ女性レーサー井形とも監督と出会い、本格的にレースの世界へ進出した。今年、国内最高峰の舞台である全日本ロードレース選手権J-GP3クラスに昇格し、5月の菅生大会、6月の筑波大会ではポイントを獲得し、堂々たる15位以内に入る健闘を見せている。彼女の活躍は、日本のバイク、モーターサイクル界に新たな風を吹き込む可能性を秘めている。

藤原雫花選手

全日本ロードレース参戦への壁と希望

全日本レベルでのレース参戦には、マシンメンテナンス、メカニック人件費、消耗品代、遠征費など高額な費用が伴う。これまでの費用はご両親が工面してきたが、シーズン後半戦への参戦継続が困難な状況に直面している。近年、日本の二輪モータースポーツ界は若者の競技人口減少という課題を抱えているが、藤原選手のような若きライダーの存在は、この状況を打開する希望の光である。彼女は「ロードレースの魅力を広め、いつかは世界で活躍できるアスリートレーサーになりたい」という明確な目標を掲げ、昨年はFIMアジア国別対抗女性選手権にも参戦するなど、既に国際的な活躍を見せている。

バイクに乗る藤原雫花選手

クラウドファンディング詳細と支援状況

藤原選手の挑戦を支えるため、井形とも監督が代表を務める株式会社チームマリがクラウドファンディングを実施している。プロジェクト名は「女子高生レーサー藤原雫花の挑戦!全日本への参戦継続を支えてください」であり、期間は2025年8月2日から9月30日までである。第一目標の90万円は開始わずか5日間で達成され、8月のもてぎ大会参戦が実現した。現在の支援総額は166万円(8月28日時点)、支援者数は97名である。最終目標は10月の鈴鹿最終戦参戦に必要な追加費用を含む210万円に設定されている。集まった支援金は、車両メンテナンス費用、メカニック費用、マシンの消耗品代(タイヤ、オイルなど)、遠征費に充てられ、彼女が最高のパフォーマンスを発揮するための不可欠な支援となる。

ヘルメットを被る藤原雫花選手

未来のトップライダーを支える

このキャンペーンは、夢に向かってひたむきに努力を続ける17歳の女子高生を応援するものである。彼女の活躍は、日本のモータースポーツ界全体の未来を明るく照らす光となる。10月の鈴鹿最終戦は、彼女の成長をさらに加速させるための重要な舞台であり、その参戦費用を確保することが急務である。株式会社チームマリは1988年の設立以来、女性ライダーの育成と支援を活動の柱としており、その活動の一環として本プロジェクトが実施されている。ライダーコミュニティの一員として、藤原雫花選手の輝かしい未来を共に応援し、彼女の夢を乗せたバイクが未来へと加速するよう、クラウドファンディングへの参加を検討する価値がある。

藤原雫花選手への応援はこちらから:クラウドファンディング「女子高生レーサー藤原雫花の挑戦!」

中須賀克行選手が国内最高峰クラスで通算10度目のチャンピオンを獲得 全日本ロードレース選手権

2021年7月18日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本ロードレース選手権の第5戦 第53回MFJグランプリが行われ、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から「YZF-R1」で参戦する中須賀克行選手がレース1、レース2で連勝し、国内最高峰JSB1000で通算10度目のチャンピオンを獲得した。

中須賀選手は2005年にJSB1000への参戦を開始して以来、多くの先人たちを乗り越え、自身の記録を更新しながら10度のチャンピオンを積み上げただけでなく、2012?2016年の5連覇、通算60勝など、1967年から54シーズン目となる全日本ロードレースにおいて、前人未到となる数々の記録を打ち立てている。

2005年、「SP忠男レーシングチーム」からJSB1000に参戦を開始した中須賀選手は、2006年からヤマハトップチームの「YSP Racing Team sponsored by PRESTO Corporation」に加入。2007年の第4戦オートポリスで初優勝を遂げると着々と力をつけ、翌2008年に初のチャンピオンを獲得し2009年には連覇を達成した。その後は2シーズンに渡りチャンピオンを逃すも、2012・2013年に連覇。2014年にはヤマハライダーである平忠彦選手、藤原儀彦選手に並ぶ全日本ロードレースの最高峰クラス3連覇を達成した。

さらに2015年からは「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の復活を受け、そのエースライダーとして新型「YZF-R1」を駆り4連覇。2016年には5連覇という金字塔を打ち立てた。

2017年は、序盤にリタイアが続きランキング6位にとどまりまったが、2018年には自己最高となる年間8勝をあげて8度目のチャンピオンに輝くと、2019年には第7戦オートポリスのレース1で通算50勝を達成するなど6勝をあげて9度目のチャンピオンとなった。
2020年、開幕戦での転倒・負傷など不運が重なりランキング7位となったものの、2021年は開幕戦、ツインリンクもてぎでのレース1で優勝すると、第3戦SUGOのレース1の中止を挟んで5連勝し、ランキング2位に53.5ポイントの大差をつけてMFJグランプリに臨んだ。

MFJグランプリでは、ヤマハ社のロードレース世界選手権参戦60周年を記念し、白と赤のカラーリングを施した「YZF-R1」で参戦。レース1、レース2で連勝し自己通算60勝を達成するとともに、10度目となるチャンピオンを達成した。また中須賀選手は開幕から7連勝中で、残り2大会では、自己最高となる年間10勝とシーズン全勝を目指す。

中須賀克行選手談

「毎年チャンピオンを獲得したとしても10年かかることを考えれば、本当に誇れる記録を作ることができたと思います。また、ヤマハトップチームに加わったのが2006年で、現在に至るまで常にトップを走ることができたことが本当に嬉しいし、ヤマハには本当に感謝しています。長く国内を走ってきましたが、国内で戦う限りはここで必要とされる存在になりたいと考えて戦ってきました。今回、10度目のチャンピオンを獲れたことは、今後のレース活動に大きな自信になりました。またJSB1000で60勝目ですが、毎レースで優勝を目指して頑張ってきて、その一つ一つの積み重ねがチャンピオンへとつながりましたが、優勝回数もまた誇りでもあり、常にいいマシンを提供し続けてくれたヤマハ、そしてこのYZF-R1を戦闘力の高いレース仕様へと造り上げてくれたスタッフ、そして長きにわたって応援してくれたファンの皆さんに感謝しています。ありがとうございました」

吉川和多留監督談

「10回目のチャンピオンは本当にすごい記録だし、60勝というのも途方もない記録で、おそらく今後、破られることはないでしょう。中須賀選手がヤマハに加入してから、お互いに助け合い、時にプレッシャーをかけ合っていろいろな記録を2人で築いてきた感じがあります。現在は日本のトップライダーですが、最近はよく中須賀選手から、“昔、言われた内容を最近になってようやく理解することができた”と言われます。若い頃には理解できないことが、経験を積むにつれて理解できていくというのはよくある話ですが、中須賀選手がヤマハの、そして日本のトップライダーとしての地位を築いたように、今度は中須賀選手が若いライダーを育ててくれる日を楽しみにしています」

中須賀選手 2021シーズンの戦績 第5戦終了時

YZF-R1の中古バイクを探す

YZF-R1の中古車

参照元サイト

YAMAHA発動機株式会社

PCサイトスマートフォンサイト
閉じる