HondaがFIMロードレース世界選手権で通算800勝を達成
10月25日に開催された二輪ロードレース最高峰、FIM※1ロードレース世界選手権(FIM GRAND PRIX WORLD CHAMPIONSHIP)の第12戦テルエルグランプリのMoto3クラスにおいて、Honda NSF250RWを駆るLeopard Racingのハウメ・マシア選手が優勝した。これにより、Hondaは、1961年スペイングランプリ125ccクラスでの初優勝以来、通算勝利数を前人未到の800勝※2とした。
※1 FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2 勝利数はFIM出典をベースとしたHonda調べ
2010年~2018年のMoto2はHondaエンジンのワンメイクのためカウントせず
2012年のMoto3はコンストラクター登録がFTR Honda(エンジンはNSF250R)のため勝利数にはカウントせず
1954年にHonda創業者の本田宗一郎が、“世界一への夢の達成”を目指して当時のロードレース世界選手権最高峰の「マン島TTレース」への出場を宣言。その後5年を費やしてマシンを開発し、1959年に日本の二輪車メーカーとして初めて「マン島TTレース」に出場しました。翌1960年からFIMロードレース世界選手権の125ccと250ccクラスに参戦を開始。1961年の第1戦スペイングランプリ125ccクラスでHonda RC143を駆るトム・フィリス選手(オーストラリア)が初勝利を飾った。その後Hondaは参戦クラスを50ccクラス(1962年)、350ccクラス(1962年)、500ccクラス(1966年)へと拡大し、1966年には全5クラス完全制覇を達成。1967年のワークス活動を最後に、通算138勝の記録を残して1968年から11年間は参戦を休止した。
そして、1979年にHondaはFIMロードレース世界選手権500ccクラスに復帰。3年後の1982年には第7戦ベルギーグランプリにてHonda NS500を駆るフレディ・スペンサー選手(アメリカ)が優勝し、Hondaは復帰後の初勝利を飾りました。その後は再び参戦クラスを125ccクラス、250ccクラスにも拡大して勝利を重ねた。
その結果、2001年には開幕戦の日本グランプリ500ccクラスで、Honda NSR500を駆るバレンティーノ・ロッシ選手(イタリア)が優勝してHonda通算500勝を達成。また、2015年には第10戦インディアナポリスグランプリ MotoGPクラスで、Honda RC213Vを駆るマルク・マルケス選手(スペイン)が優勝して700勝を達成している。
本田技研工業株式会社 代表取締役社長 八郷隆弘のコメント
「FIMロードレース世界選手権で通算800勝を達成することができました。世界中の多くのファンの皆様からのご声援と、Hondaのレース活動へのご支援、ご協力に心より感謝申し上げます。またこの記録の達成にあたっては、1959年の初参戦時から数多くの困難を乗り越え、勝利を積み重ねてこられた先人の情熱や努力にも、改めて敬意を表したいと思います。Hondaはこれを通過点ととらえ、常に勝利を目指し挑戦を続けてまいりますので、これからもご声援をよろしくお願いいたします」
800勝記念ロゴ
800勝記念特別サイト
https://www.honda.co.jp/WGP/race2020/800win/
参照元サイト
HRCと中上貴晶選手が契約更新に合意
株式会社ホンダ・レーシング(以下、HRC)は、FIM※1ロードレース世界選手権 MotoGPクラスに「LCR Honda IDEMITSU(エルシーアール・ホンダ・イデミツ)」より参戦している、中上貴晶(なかがみ・たかあき)選手(28歳 日本 千葉県)との、2021年以降の複数年契約に合意したことを発表した。
中上貴晶選手は、2012年にMoto2クラスへ初参戦。Hondaが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは「IDEMITSU Honda Team Asia(イデミツ・ホンダ・チーム・アジア)」より参戦。2018年には最高峰クラスであるMotoGPクラスに昇格し、ランキングは20位。2019年にはMotoGPクラスでランキング13位を獲得。今シーズンは、自己最高位の4位を含め、全戦で10位以内での入賞を果たしており、現在ランキング5位で、MotoGPクラスでの初優勝も視野に入れている。※2
※1 FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2 2020年10月18日 第12戦アラゴンGP終了時点
LCR Honda IDEMITSU 中上貴晶
「2021年以降も引き続き『LCR Honda IDEMITSU』から参戦できることをとても嬉しく思っています。今シーズンもHondaの手厚いサポートを受け、自分自身のポテンシャルを引き出すことができ心から感謝しております。残りのレースも全力で挑むことでしっかりと結果を残し、来シーズンへの弾みにしたいと思っています。これからもHondaと共に更なる高みを目指して挑んでいきますので、皆さまのご声援をよろしくお願いいたします」
株式会社ホンダ・レーシング(HRC) 取締役レース運営室長 桒田 哲宏(くわた・てつひろ)
「中上貴晶選手と一緒に、来年シーズン以降もMotoGPクラスで戦えることを、大変うれしく思っています。また中上選手の活動を支えてくださっているファンの皆さん、ならびに出光興産株式会社様には、心より感謝申し上げます。今シーズンの中上選手は、全戦で着実にポイントを獲得し、ラインキングも5位につけており、MotoGPクラスでの存在感が大きくなっています。残りのレースを含め、更なる飛躍を期待しています。来シーズンからはアレックス・マルケス選手がチームメイトになりますが、この二人が互いに切磋琢磨することで、これまで以上の良い結果を、チームにもたらすことを期待しています」
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HRCとレオン・ハスラム選手が契約更新に合意
株式会社ホンダ・レーシング(以下、HRC)は、FIM※1スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦している、レオン・ハスラム(Leon Haslam)選手(37歳 イギリス)との契約更新に合意し、2021年シーズンもワークスチーム※2「Team HRC(チーム・エイチアールシー)」より参戦することを発表しました。
レオン・ハスラム選手は、2019年末にTeam HRCに加わり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を大きく受けたSBKの今シーズンにおいて、最大の結果を出すべく努力し、HondaのSBKプロジェクトに大きく貢献しました。
今回の契約更新で、ハスラム選手は引き続きHRCのワークスマシン「CBR1000RR-RW FIREBLADE SP」に乗り、チームメートのアルバロ・バウティスタ(Alvaro Bautista)選手とともに2021年SBKシーズンに挑みます。
※1 FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2 ワークスチームとは、マシンを製造しているメーカーが運営しているチーム。HondaではHRCが運営するチーム
レオン・ハスラム
「Team HRCと契約更新できたことは、歓喜の一言ではとても足りません。今年は、コロナ渦の影響もあり、限られたテストシーズンしかなかったことなど、大変なシーズンでしたが、SBKプロジェクト発足当時からポテンシャルを感じたため、2年目も引き続き、マシンの開発に貢献でき、チームとともに戦えることは、自分にとって非常に大切なことです。表彰台のトップを狙える自信があり、また目標でもあるので、HondaとTeam HRCとともに戦えることは素晴らしいことだと思います。2021シーズンの開幕が待ちきれません」
株式会社ホンダ・レーシング(HRC) 代表取締役社長 野村欣滋(のむら よししげ)
「レオン・ハスラム選手と、来年も引き続きTeam HRCで戦えることを大変うれしく思っています。ハスラム選手は、経験豊富でモチベーションも高く、2019年末にHondaチームの一員となって以来、SBKプロジェクトに専念。世界中が新型コロナウイルス感染症の影響を受け、さまざまな制約や挑戦を強いられる中、HRCのエンジニアとともにベース車であるCBR1000RR-R FIREBLADE SPのポテンシャルを100%引き出す努力をしてくれています。このライダー体制の決定は、SBKプロジェクトに継続性をもたらし、市販車をベースとした最高峰レースのSBKで、Team HRC は成長の道を歩み続けることができます。レースでの優勝はもちろん、タイトルを獲得できるチームだと自信を持っていますので、この目標達成に向けて引き続き努力いたします」
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トニー・ボウ選手がトライアル世界選手権で14連覇を達成
2020 FIM※1トライアル世界選手権シリーズ 最終戦イタリアGP(10月10日、11日開催)において、株式会社ホンダ・レーシング(以下HRC)の契約ライダーで、ワークスチーム※2であるレプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)のトニー・ボウ(Toni Bou)選手が14年連続14回目のシリーズチャンピオンを獲得した。
今シーズンのトライアル世界選手権は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて9月に開幕。全4戦が行われ、各戦2日間、合計8レースでタイトルが争われた。
トニー・ボウ(Toni Bou)選手は、開幕戦のフランスGP、優勝・3位、続くスペインGPでは、2レースともに優勝、前戦のアンドラGPは2位と優勝によって、ポイントランキングで2位と10ポイント差の首位で最終戦を迎え、イタリアGPでは1日目に優勝しチャンピオンが決定すると、続く2日目も優勝で有終の美を飾り、見事14連覇を達成せた
トニー・ボウ選手は、2007年にHRCのワークスマシン「Montesa COTA 4RT」で初の世界チャンピオンを獲得して以来連覇を重ね、人工セクションを走破する屋内競技であるXトライアル世界選手権の2020年シーズンでも14年連続のチャンピオンに輝いている。
※1 FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2 ワークスチームとは、マシンを製造しているメーカーが運営しているチーム。HondaではHRCが運営するチーム
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法人企業向け二輪車用コネクテッドサービス 「Honda FLEET MANAGEMENT(ホンダ フリートマネジメント)」を開始
Hondaは、ビジネスシーンで活躍する二輪車に車載通信機を取り付けることで、業務運用上の各種動態管理を可能とする二輪車用コネクテッドサービス「Honda FLEET MANAGEMENT(ホンダ フリートマネジメント)」を2020年10月1日(木)に法人企業向けに開始する。
Honda FLEET MANAGEMENTは、業務運用における二輪車の位置情報をはじめ、加速・減速などの運転状況、訪問地点や走行距離等を記録し日報を自動作成するほか、あらかじめ登録した地点への接近・到着を管理者にメールで通知する機能等を備えた二輪車用コネクテッドサービス※1となっている。
※1 このサービスでは、株式会社スマートドライブのモビリティデータプラットフォームを活用しています
日常業務における二輪車の稼働状況をリアルタイムに把握し、取得・蓄積したデータをビジネスユース二輪車のより効率的な運用に活用いただけるほか、乗務員の安全運転啓発にも役立てていただくことが可能。
このサービスを通じ、ビジネスに二輪車を導入いただいている法人企業のさらなる業務効率化に寄与するとともに、業務スタッフの負荷軽減と労働環境、安全面の向上に貢献する。
利用にあたっては、Honda FLEET MANAGEMENT対応の車載通信機を取り付け可能なHonda二輪車を使用した業務を展開、または検討されている法人企業を対象とした、専用ホームページからお問い合わせとなっている。
Honda FLEET MANAGEMENT サービス概要
主な機能
- リアルタイムに車両の位置情報や稼働状況を把握
車両の位置情報が確認できることで、迅速なサービスの提供に向けた配車を可能とし、業務効率のさらなる向上に寄与します。 - 運転特性レポート機能
急加速、急制動の回数をモニタリングし可視化が可能。発生場所の特定を可能としたことで、安全運転指導や安全運転の意識向上に役立てられます。 - 自動日報作成機能
走行日時、訪問場所、走行距離などが自動で記録され、一日の走行ルートも地図上で確認できるほか、車両管理に欠かせない保険、点検など、情報の一元管理が可能です。 - ジオフェンス機能
地図上に仮想のエリアを設け、エリアに車両が接近、通過、到着した際に通知を受け取ることができます。
月額利用料金※2(1台/月)(通信費含む)
契約年数 | 月額利用料金(税込) |
1年 | 2,200円 |
2年 | 1,980円 |
3年 | 1,870円 |
4年 | 1,760円 |
主な対応機種※3
(電動二輪車)
ベンリィ e: Ⅰ、ベンリィ e: Ⅰ プロ、ベンリィ e: Ⅱ、ベンリィ e: Ⅱ プロ
(ガソリンエンジン車)
スーパーカブ50、スーパーカブ50 プロ、スーパーカブ110、スーパーカブ110 プロ、ベンリィ、ベンリィ プロ、
ベンリィ110、ベンリィ110 プロ、ジャイロX、ジャイロ キャノピー
※3ビジネス用を中心に車載通信機が装着可能なHonda二輪車。ガソリンエンジン車はPGM-FI採用の車両に限ります。ガソリンエンジン車への車載通信機取り付けには、別途、専用コネクターが必要です。対象機種の詳細は、お申し込み時にご確認願います