HRCと中上貴晶選手が契約更新に合意
株式会社ホンダ・レーシング(以下、HRC)は、FIM※1ロードレース世界選手権 MotoGPクラスに「LCR Honda IDEMITSU(エルシーアール・ホンダ・イデミツ)」より参戦している、中上貴晶(なかがみ・たかあき)選手(28歳 日本 千葉県)との、2021年以降の複数年契約に合意したことを発表した。
中上貴晶選手は、2012年にMoto2クラスへ初参戦。Hondaが進めてきた、世界で活躍するアジア人ライダーを育成する取り組みの一環として、2014年からは「IDEMITSU Honda Team Asia(イデミツ・ホンダ・チーム・アジア)」より参戦。2018年には最高峰クラスであるMotoGPクラスに昇格し、ランキングは20位。2019年にはMotoGPクラスでランキング13位を獲得。今シーズンは、自己最高位の4位を含め、全戦で10位以内での入賞を果たしており、現在ランキング5位で、MotoGPクラスでの初優勝も視野に入れている。※2
※1 FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2 2020年10月18日 第12戦アラゴンGP終了時点
LCR Honda IDEMITSU 中上貴晶
「2021年以降も引き続き『LCR Honda IDEMITSU』から参戦できることをとても嬉しく思っています。今シーズンもHondaの手厚いサポートを受け、自分自身のポテンシャルを引き出すことができ心から感謝しております。残りのレースも全力で挑むことでしっかりと結果を残し、来シーズンへの弾みにしたいと思っています。これからもHondaと共に更なる高みを目指して挑んでいきますので、皆さまのご声援をよろしくお願いいたします」
株式会社ホンダ・レーシング(HRC) 取締役レース運営室長 桒田 哲宏(くわた・てつひろ)
「中上貴晶選手と一緒に、来年シーズン以降もMotoGPクラスで戦えることを、大変うれしく思っています。また中上選手の活動を支えてくださっているファンの皆さん、ならびに出光興産株式会社様には、心より感謝申し上げます。今シーズンの中上選手は、全戦で着実にポイントを獲得し、ラインキングも5位につけており、MotoGPクラスでの存在感が大きくなっています。残りのレースを含め、更なる飛躍を期待しています。来シーズンからはアレックス・マルケス選手がチームメイトになりますが、この二人が互いに切磋琢磨することで、これまで以上の良い結果を、チームにもたらすことを期待しています」
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HRCとレオン・ハスラム選手が契約更新に合意
株式会社ホンダ・レーシング(以下、HRC)は、FIM※1スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦している、レオン・ハスラム(Leon Haslam)選手(37歳 イギリス)との契約更新に合意し、2021年シーズンもワークスチーム※2「Team HRC(チーム・エイチアールシー)」より参戦することを発表しました。
レオン・ハスラム選手は、2019年末にTeam HRCに加わり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を大きく受けたSBKの今シーズンにおいて、最大の結果を出すべく努力し、HondaのSBKプロジェクトに大きく貢献しました。
今回の契約更新で、ハスラム選手は引き続きHRCのワークスマシン「CBR1000RR-RW FIREBLADE SP」に乗り、チームメートのアルバロ・バウティスタ(Alvaro Bautista)選手とともに2021年SBKシーズンに挑みます。
※1 FIMとは、Federation Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
※2 ワークスチームとは、マシンを製造しているメーカーが運営しているチーム。HondaではHRCが運営するチーム
レオン・ハスラム
「Team HRCと契約更新できたことは、歓喜の一言ではとても足りません。今年は、コロナ渦の影響もあり、限られたテストシーズンしかなかったことなど、大変なシーズンでしたが、SBKプロジェクト発足当時からポテンシャルを感じたため、2年目も引き続き、マシンの開発に貢献でき、チームとともに戦えることは、自分にとって非常に大切なことです。表彰台のトップを狙える自信があり、また目標でもあるので、HondaとTeam HRCとともに戦えることは素晴らしいことだと思います。2021シーズンの開幕が待ちきれません」
株式会社ホンダ・レーシング(HRC) 代表取締役社長 野村欣滋(のむら よししげ)
「レオン・ハスラム選手と、来年も引き続きTeam HRCで戦えることを大変うれしく思っています。ハスラム選手は、経験豊富でモチベーションも高く、2019年末にHondaチームの一員となって以来、SBKプロジェクトに専念。世界中が新型コロナウイルス感染症の影響を受け、さまざまな制約や挑戦を強いられる中、HRCのエンジニアとともにベース車であるCBR1000RR-R FIREBLADE SPのポテンシャルを100%引き出す努力をしてくれています。このライダー体制の決定は、SBKプロジェクトに継続性をもたらし、市販車をベースとした最高峰レースのSBKで、Team HRC は成長の道を歩み続けることができます。レースでの優勝はもちろん、タイトルを獲得できるチームだと自信を持っていますので、この目標達成に向けて引き続き努力いたします」