【SSTR2024】初参戦してきました!【Road to千里浜なぎさドライブウェイ】 

【SSTR2024】初参戦してきました!【Road to千里浜なぎさドライブウェイ】

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SSTR2024に初参加して来ました!

以前から気になっていた、SSTRに今年こそは!と参加してきました!
2024年は年初に「能登半島地震」が起こった事もあり、例年の5月開催から10月開催に変更されてイベントを実施。6月中旬頃の受付開始とともに申し込みをして、いざ10月19日に出走してきました!

SSTRとは?

SSTRとは、2013年に初開催されたツーリングラリーで、太平洋岸で日の出を拝み、千里浜(日本海岸)で日の入を迎える「サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー」の略称のこと。
開催当初の130台から年々参加者も増加し、2024年はなんと13000台を超えるエントリーとなった。

SSTRのルール

日の出の時刻に太平洋沿岸からスタートし、道の駅やSA、能登半島地震被災地応援ポイントなど、各エリアに設定されたポイントを合計12ポイント以上獲得し、日の入時刻までに千里浜なぎさドライブウェイのゴール地点に行くことがルールとなっている。
太平洋沿岸ならどこからスタートしてもOK。事前に発表される岬(和歌山:潮岬、高知:室戸岬など)からスタートすると、ボーナスポイントがもらえたり、「指定道の駅」や「能登半島自信被災地応援ポイント」「自然災害伝承碑」などに寄ることでボーナスポイントが獲得できる。
ポイントの付与や位置情報などはインターネットのSSTRシステムにログインすることで実装しており、参加するにはスマホ等の通信機器は必須となっている。

【AM5:00】出発地点となる舞洲スラッジセンターに向かう

起きてバイクに跨り、エンジンをかける。少し寒い…。
SSTR開催当日、2日前に見た天気予報は「降水確率90%」。

事前準備としてカッパに防水スプレーだけはしておいたが、約300kmの行程。たどり着けるだろうか…。。

舞洲に向かう=千里浜からは遠ざかる

ということなので、少しテンションは上がらないままとりあえず出発地を目指す。

コンビニでおにぎりとお茶を購入し、6時前にスラッジセンターに到着。
事前にYoutube等で調べていたら、ほとんどの人が南港か天保山出発だったので、スラッジセンターから出発する人はいるだろうかと思っていたが、20人ぐらいのライダーがすでに出発待ちをしていた。

おにぎりを頬張りながら日の出時刻の6時7分を待つ。
事前にあらかじめ「お気に入り登録」していたSSTRのサイトにログインする。

「現在地の更新」ボタンを押し、現在地の箇所に「スタート」が表示されたのを確認した上で、現在のODOメーター値を入力。これでスタート設定は完了。
※スタート以降は「現在地の更新」を押すと範囲内の道の駅名やSAの名などが自動で入る(入らない場合はもう少し近づく必要がある)

※SSTRシステムの注意点
「アプリの位置情報を許可」にしていないと位置登録ができないため、事前にログインして位置情報を取得できるかのテストは必ずしておいた方が良い。私はiPhoneで最初Safariでサイトを開いてやったものの、位置情報取得がうまくいかず、Google Chromeでアクセスしたら無事に登録することができた。
※公式サイトにもChromeでテスト済みと記載あり

【AM6:10】舞洲スラッジセンターを出発

日の出時刻と同時に出発する大型車を横目にぼちぼちとエンジンをかけて出発。

今回、私のSSTRルートは、
・初参加ということ
・例年の5月から10月に開催変更したことにより、日の出日の入の時間が約3時間ほど短いこと
・昼前にはおそらくそれなりの雨が降ること
を踏まえて、

「最小限のポイントをゲットして効率化できそうなルートは高速も使う」という戦法で挑むことにした。

高速を使ってもあまり変わらないところは下道で、30分以上短縮できるところは高速を使うことにしたので、まず最初の目的地となる「道の駅 妹子の郷」(滋賀県)までは豊中ICから京都東ICまで名神高速を使う。
※この区間が高速と下道での時間差が一番あった(下道:約2時間30分、高速:約1時間15分)

【AM7:53】道の駅 妹子の郷到着(累計:2ポイント)

名神高速を降りたあと、少し道に迷った後、R161を北上。
高速を降りてから予定より時間がかかったものの、大幅な時間遅延もなく「道の駅 妹子の郷」に到着した。朝早いということもあり、道の駅は当然開いておらず、ライダーもまばら。
SSTRシステムで現在地を登録し、ODOメーターの距離を入力。
朝一は我慢していたホットコーヒー(トイレが近くなるため)を飲んで、出発。
天気がだいぶ怪しくなってきた…。

【AM8:50】道の駅 マキノ追坂峠に到着(累計:4ポイント)

雨がパラパラとしているようなしていないような、まだカッパを着るほどでもない感じ。でも、目指す側の空は「あれは、降っとるな…」という空模様。本降りになってからよりもまだ降っていない時に少しでもポイントを稼いでおいた方が得策とみて、当初予定に入れていなかった「道の駅マキノ追坂峠」により、ポイントのみゲット。トイレのみ済ませて出発!

【AM9:40】ついに雨が…

普段、バイクに乗っていてカッパを着るタイミングって難しいですよねぇ。あと数十分で着くから「もうこのまま行ってまえって」からのドボ濡れという時もあれば、「念のため早めに着ておこか」からのすぐ止んで、カッパ着てるの自分だけやん、みたいな時もあり…。

しかし、今回は予報は90%雨。ある程度の覚悟はできてます。
でもね、雨が降り出すのはお昼前後って言ってたやないの…。。

福井県に入ったあたりでそれまでパラパラの小粒の雨だったのが、中粒になり、雨の密度も明らかに濃くなったので、流石にもう着ないとあかんとなり、カッパを装着。靴の上に履くタイプのシューズカバーも装着し、グローブもレイン用に変更。
本格的に降る雨の中をひたすら北上する。

【AM10:10】道の駅 南えちぜん山海里に到着(累計:6ポイント)

早くもカッパはグッショリ。テンションも程々に下がりつつ、なんとか「道の駅 南えちぜん山海里」に到着。
オープンしている初めての道の駅ということもあり、中に入ってみる。
非常に綺麗な道の駅で、お土産物も遠くまできたことを実感できるラインナップで見ていて楽しい。
お昼を食べるにはまだ少し早いので、ホットコーヒーをすすりながら駅内を見て回る。
雨も本降りでしばらくやみそうにないかなぁ…。。

「道の駅 蓮如の里あわら」は飛ばして一気に「道の駅 めぐみ白山」を目指す

ここからはまた高速。(この区間も下道と高速の差が大きい区間。下道:約2時間20分、高速:約1時間15分)
「道の駅 越前たけふ」を横に見ながら、北陸自動車道「武生IC」から高速に入る。
※道の駅 たけふは微妙に届かなかったのと、雨が降っていたためスルー
高速でめぐみ白山を目指す。高速に乗った頃から雨はやみ、いい感じにカッパが乾いていく。
セロー250で高速に乗るのは非常に抵抗があったが、あまりエンジンに負担のかからない程度のスピードでひたすら左車線を走行する。

【PM12:40】道の駅 めぐみ白山に到着(累計:9ポイント)

美川ICで高速を降り、道の駅 めぐみ白山に到着。この道の駅は指定道の駅となっており、ポイントが通常の道の駅の2ポイントとは違い、3ポイントとなる。ルール上、指定道の駅は必ず寄る必要があるため、このノルマはクリアした。

食堂で味噌カツ定食を食べ、プリンをデザートに頂き、コーヒーを飲んで、さあ出発と思ったら…

この雨である…。

この後これ以上の土砂降りとなり、15分ほど追加で休憩を余儀なくされる。

休憩中、SSTRサイトシステムを見てみると、本日の千里浜なぎさドライブウェイは通行禁止とのこと。
ゴールについては千里浜なぎさドライブウェイのある羽咋(はくい)市の半径10km以内に入ればゴール登録ができるということで、今日はゴールチェックのみして宿に向かうことにする。

【PM2:35】道の駅 内灘サンセットパークに到着(累計:12ポイント)

雨がマシになったものの、その後も雨に降られ続け、シットリと濡れた状態で「道の駅 内灘サンセットパーク」に到着。この道の駅は「被災地応援ポイント」となっており、「指定道の駅」同様3ポイントの付与となる。この駅でゴール条件となる12ポイントを達成となった。

時間も押してきたのと、それ以上に体が芯から冷え始めてきて早くゴールチェックしたい。

【PM3:10】ゴールチェックするも…

内灘サンセットパークからはシトシト降る雨の中をひたすら下道で北上する。

※翌日の帰りに判明したのだが、海岸沿いを通る「のと里山海道」、googlemapで見ると有料道路に見えるが、実は無料区間で千里浜まで行くことができる。

カッパの中まで確実に浸水している状態ながら、ひたすら北上し、なんとか羽咋市役所まで10kmを切ったあたりでSSTRシステムにログインし、「現在地の更新」を押すと「ゴール」の文字が!!

ODOメーターの数値を震える手で入力し、金沢市内の宿へ向かった。

【翌日】ゴール地点に行く前に…

初日の夜は泊まった宿の周りになにもなく(いや、ほんとうに何もなく)、コンビニでカップ麺にビールという残念な夕食に。その分朝は贅沢にということで、翌日は朝7時過ぎから開いている金沢駅近く「近江町市場」にある、のどぐろ釜飯専門店「能加万菜と成屋(となりや)」で贅沢な朝食を頂き、最終目的地千里浜なぎさドライブウェイを目指す。

【AM9:35】千里浜なぎさドライブウェイモニュメントに到着

昨日からは信じられないぐらいの青空のもと、千里浜なぎさドライブウェイまで快走。
千里浜なぎさドライブウェイのモニュメント下で写真を取り、さぁ、千里浜なぎさドライブウェイを走るぞー、と向かうと…「本日、千里浜なぎさドライブウェイ通行禁止」の文字が…。。。

「いや、走れるで…。走らせて……。。なんならセローなら余裕やで…」と思いながらも、通行止めなものは仕方ないので、下道を更に北上し、ゴールイベントが行われている「能登千里浜レストハウス」を目指す。

【AM10:00】ゴールイベント会場に到着

無事にゴール会場に到着し、今回のツーリング目的を達成!
でも、やはり夕日を見ながら千里浜なぎさドライブウェイを走ってゴールしたかった思いがあるので、悔しい幕引きとなってしまった。
次回開催はまだ発表されていないが、来年5月とも言われているので、また機会があればチャレンジしてみたい。5月開催ならもう少し時間に余裕があるのと、今回経験したことで色々と要領も得たので次回参加は最短ではなく、独自ルールをつけてやってみようかな、と思う。

SSTR2024を終えて

今回のSSTRを終え、このイベントを通じて、石川県の地震災害復興に少しでも役に立ってくれるのならばという思いと、1ライダーとして、全国から一斉に同じ目的地を目指し、すれ違うライダーと手を振り合うという楽しい1泊2日ツーリングを楽しむことができた。
ちょっと距離は長いし、小排気量バイクには厳しいイベントだけど、興味のある人はぜひ一度チャレンジしてみてください。

あとがき

今回のルート設定はgooglemapをベースに計画を立てていたので、走行中もgooglemapを使っていた。千里浜なぎさドライブウェイからの帰りはYahoo!地図を使ってみたところ、のと里山海道は無料区間があるということが判明した。
どちらのアプリも一長一短あるので、使い分けが重要だと再確認した。

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