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カワサキワールドモーターサイクル企画展「The Champ」~頂点に輝いたマシンたち~に行ってきました!

今月、2021年2月9日より開催される『カワサキワールドモーターサイクル企画展「The Champ」~頂点に輝いたマシンたち~』にさっそく行ってきました。
(※特別に公開日時間外に撮影させて頂きました)

神戸海洋博物館 カワサキワールド

チケットを購入し、館内に入ります。
新型コロナウイルス感染症防止対策として、神戸海洋博物館に入る際に検温と消毒があります。さっそく企画展が開催されている講堂へ。

1974年以降、各レースのチャンピオンになったマシンや、昨年開催が中止となった鈴鹿8耐に出場予定だったZX-10RR、さらにはZX-10RRの2021年最新モデルがずらりと並びます。
では、堂々としたラインナップをご覧ください!!

1974 Bol d’Or チャンピオン EGLI Kawasaki 1000(Z1)

EGLI Kawasaki 1000(Z1)
EGLI Kawasaki 1000(Z1)(1974 Bol d’Or チャンピオン)

1974年9月、フランスのブガッティサーキットで行われていたボルドール24時間耐久レースで、黄色の車体にカワサキZ1のエンジンを搭載した「EGLI Kawasaki(Z1)」が1位を獲得。
車体は「エグリ」(EGLI)製、チューンアップしたZ1ベースのエンジンを搭載し1974年シーズンの耐久レースで快進撃を続け、1974年の総合優勝を決めた。
この快進撃と共にスポンサーのシデム(Sidemm)との繋がりもより一層深くなり、ライダーのジョルジュ・ゴディエ(Georges Godier)、アラン・ジュヌー(Alain Genoud)らが設立した「ゴディエ・ジュヌー」(Godier-Genoud)から1975年に登場した耐久レースマシン「KAWASAKI 1000」(l’endurance 75)のきっかけとなった。

1981 FIM世界耐久選手権チャンピオン KR1000

KR1000(1981 FIM世界耐久選手権チャンピオン)

1980年モデルではZ1エンジンの発展型であるものを搭載していたが、1981年モデルからはレギュレーションの排気量にも対応したZ1000Jエンジンをベースにツインプラグ化や、その他モディファイしたものを搭載した。その結果、総合優勝を飾り、1位から4位までを独占。世界耐久選手権になって初めてのタイトルとなった。

Engine Type4-stroke, air-cooled,
In-line-4cylinder,
DOHC,2-valve
Displacement998cm3
Bore×Stroke69.4×66.0mm
Max.Power142ps/10000rpm
Transmission5-speed return

1982 FIM世界耐久選手権チャンピオン KR1000

KR1000(1982 FIM世界耐久選手権チャンピオン)

1982年モデルは、KR500と同様に機械式アンチダイブ機構に加え、フロントタイヤを16インチにサイズ変更し、フレームのヘッド周りは調整可能なカセット式アジャスタブルヘッドを採用した。
さらにフレームのサイドパイプを左右対称に変更し、エンジンの搭載位置は太いレーシングタイヤを避けるチェーンラインを確保するために左にオフセットしたレイアウトを継続。サスペンションや、スイングアーム本体も改良を重ねた結果、レースは2年連続の総合優勝を飾った。

Engine Type4-stroke, air-cooled,
In-line-4cylinder,
DOHC,2-valve
Displacement998cm3
Bore×Stroke69.4×66.0mm
Max.Power142ps/10000rpm
Transmission5-speed return

1983 FIM世界耐久選手権チャンピオン KR1000

KR1000(1983 FIM世界耐久選手権チャンピオン)

1982年モデルからの最大の変更点はフレームがアルミ合金製に変更になったことである。それまでの鉄製フレームの半分の重量であり、全体の車重を抑えることに成功した。
足回り関係ではホイールサイズは前後18インチに変更され、アジャスト可能な機械式アンチダイブ機構、そしてリヤーサスペンションにはボトムリンク式が採用されている。このシーズン最多の5勝を挙げ、マニュファクチュラーズタイトルも3年連続で勝ち取った。

Engine Type4-stroke, air-cooled,
In-line-4cylinder,
DOHC,2-valve
Displacement998cm3
Bore×Stroke69.4×66.0mm
Transmission5-speed return

1994 FIM世界耐久選手権チャンピオン ZXR750R

ZXR750R(1994 FIM世界耐久選手権チャンピオン)

1991年、ZXR750Rが誕生。ZXR750のレースベースマシンとしてサーキットに焦点を当てたモデルであり、1994年にはレギュレーションの変更によりワークスマシンがZXR-7からZXR750Rへとスイッチ。
初年度にも関わらず世界耐久選手権の年間タイトルを獲得し「耐久のカワサキ」の名声を確立、後に誕生するNinja ZX-7RRへ、その役割をバトンタッチした。

Engine Type4-stroke,liquid-cooled,
In-line-4cylinder,
DOHC,4-valve
Displacement748cm3
Bore×Stroke73.0×44.7mm
Max.Power155ps以上/8,500rpm
Transmission6-speed

2000 全日本ロードレース選手権スーパーバイクチャンピオン Ninja ZX-7RR

Ninja ZX-7RR(2000 全日本ロードレース選手権スーパーバイクチャンピオン)

市販モデルのNinja ZX-7RRをベースにファクトリー・チューニングを施し、さらに戦闘力を向上させたレースマシン。2000年の全日本ロードレース選手権スーパーバイククラスで、井筒仁康がこのマシンを駆り、11戦5勝を挙げチャンピオンに輝いた。Ninja ZX-7RRの活躍は世界各国でもめざましく、AMAスーパーバイク選手権では、1996、1997年とタイトルを連覇。更にはスーパーバイク世界選手権でも、当時全盛だった1,000ccツインエンジン勢と常にトップを競い、そのパフォーマンスの高さを証明した。

Engine Type4-stroke,liquid-cooled,
In-line-4cylinder,
DOHC,4-valve
Displacement748cm3
Bore×Stroke73.0×44.7mm
Max.Power122ps/11800rpm
Transmission6-speed return

2013 スーパーバイク世界選手権チャンピオン Ninja ZX-10R

Ninja ZX-10R(2013 スーパーバイク世界選手権チャンピオン)

2011年、完全新設計とするフルモデルチェンジを行い、戦闘力をさらに高めたNinja ZX-10R。
スーパーバイク世界選手権では、投入初年度からそのパフォーマンスをいかんなく発揮し、翌2012年にはカワサキ・レーシング・チームのトム・サイクスが、最多ポールポジション獲得、歴代最高速度(339.5km/h)記録を更新するなど、卓越した速さを披露。そして2013年、14戦中8回のポールポジジョン、全27レースで9度の優勝を含む18回表彰台に登壇するという圧倒的な強さで、サイクスは見事チャンピオンを獲得した。

Engine Type4-stroke,liquid-cooled,
In-line-4cylinder,
DOHC,4-valve
Displacement998cm3
Transmission6-speed return

2020 スーパーバイク世界選手権6連覇 Ninja ZX-10RR

Ninja ZX-10RR(2020 スーパーバイク世界選手権6連覇)

Ninja ZX-10RRは、カワサキのスーパースポーツモデルにおけるフラッグシップ、Ninja ZX-10Rシリーズの中でもサーキット走行に特化し、スーパーバイク世界選手権を勝つために開発されたモデル。
軽量ピストン、チタニウム製コネクティングロッド、サスペンションセッティングのファインチューン、マルケジーニ社製鍛造ホイールなどを採用し、スタンダードモデルからエンジンパフォーマンスと旋回性能をさらに向上させている。
この市販モデルのNinja ZX-10RRをベースに、レギュレーションにあわせ各部に入念なファクトリーチューニングを施し戦闘能力を向上させ、スーパーバイク世界選手権においてジョナサン・レイが前人未到の6年連続優勝という偉業を達成した。

Engine Type4-stroke,liquid-cooled,
In-line-4cylinder,
DOHC,4-valve
Displacement998cm3
Transmission6-speed return

2020 鈴鹿8時間耐久ロードレースモデル Ninja ZX-10RR

Ninja ZX-10RR(2020 鈴鹿8時間耐久ロードレースモデル)

市販車Ninja ZX-10RRをベースにレーシングチ-ムが8耐参戦用に改良を加えたモデル。
夜間走行用のヘッドライト、燃料供給用のクイックチャージャー、タイヤの着脱が容易なクイックリリースといった、耐久レースならではの装備も特長。
連覇を目指し、2019年モデルをベースにセッティング・テストなど、さらなる戦闘力アップのためにチューンアップを行っていたが、新型コロナウイルスの影響により、鈴鹿8耐が中止となり幻の車両となった。

Engine Type4-stroke,liquid-cooled,
In-line-4cylinder,
DOHC,4-valve
Displacement999cm3
Transmission6-speed return

2021 Ninja ZX-10RR【New Model】

2021 Ninja ZX-10RR

Ninja ZXシリーズのフラッグシップモデル。市販車最高峰のロードレースであるスーパーバイク世界選手権において、前人未踏の6年連続でライダー&マニュファクチャラーズタイトルを獲得したNinja ZX-10R/RR。
2021年モデルでは高次元のサーキットポテンシャルを持つエンジンとシャーシに加え、先進的なエアロダイナミクスを取り入れた一体型ウィングレット、ハイグレードなサスペンションとブレーキコンポーネントを採用し、その高いサーキット走行性能をさらに向上。
スーパーバイク世界選手権での偉業により、「Ninja H2」をはじめとしたH2シリーズに続き、Ninja ZX-10R/RRには今回よりリバーマークが特別に付与され、過給機を持たない量産モデルとしてはカワサキ初のリバーマーク装着モデルである。
限定生産(全世界500台)のNinja ZX-10RRでは、新カムシャフト、パンクル社製チタンコンロッドに加え、新たに同社の軽量ピストンを採用し、レブリミットを引き上げてベースモデルが持つポテンシャルをさらに強化。 998cm3水冷4ストローク並列4気筒DOHCエンジンは、スーパーバイク世界選手権参戦マシンからのフィードバックに基づき空冷オイルクーラーを新たに装備している。

Engine Type4-stroke,liquid-cooled,
In-line-4cylinder,
DOHC,4-valve
Displacement998cm3
Bore×Stroke76.0×55mm
Max.Power204ps/14000rpm
Transmission6-speed return
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