スズキ、FIM世界耐久選手権で年間チャンピオン獲得
チェコ北西部・モストのオートドローム・モストで10月9日に開催された、二輪車による耐久ロードレースの最高峰である、国際モーターサイクリズム連盟(以下FIM)主催の「2021 FIM世界耐久選手権(EWC)」の最終戦「モスト6時間耐久レース」において、スズキ株式会社の参戦チーム「ヨシムラSERT Motul」が3位表彰台を獲得した。
この結果により、「ヨシムラSERT Motul」はシーズン累計ポイントで初の年間チャンピオンに輝いた。チームの前身である「スズキ・エンデュランス・レーシングチーム(SERT)」から2年連続17回目、スズキとしては20回目のチャンピオンとなった。
EWCは市販車をベースに耐久レース仕様に改造された二輪車で競われるレースで、今シーズンは年間4戦が行われ、スズキは株式会社ヨシムラジャパンにチーム運営を委託し、スーパースポーツモデル「GSX-R1000R」でファクトリーチームとして共同参戦した。
予選を3位で通過した「ヨシムラSERT Motul」は、1周目の第1コーナーをトップで進入するなど常に上位で安定した走行を見せ、無事3位でレースを終了。年間チャンピオンの獲得により、「ヨシムラSERT Motul」のチームワークの高さと「GSX-R1000R」の高い総合力を証明した。